高価格帯のスマートフォンにおいて採用が相次いでいる新たな生体認証「画面内指紋認証」。
OPPOやファーウェイを始めとする各社が自社製品に積極的に取り入れており、これまでホームボタンや背面に側面などに配置されていた指紋センサーが画面内に埋め込まれている形になりますが、果たして画面内指紋認証は実用性はあるのでしょうか。
画面内指紋認証は2種類
まずスマートフォンにおける、画面内指紋認証はおおまかに2種類のシステムが存在します。
光学方式
多くの画面内指紋認証を実装しているスマートフォンにおいて採用されており、ファーウェイを始めとする多数のメーカーが採用しています。
OPPOも光学方式を取り入れています。
超音波式
光学方式よりセキュリティ性が高いとされているのが「超音波式」で、日本国内で販売されているスマートフォンとしては「Galaxy S10」などが採用しています。
しかしどちらにせよ、いくらハイテクな技術といえど、実用性がなければ意味を成しません。
使ってみた感想「超実用的」
今回は2019年発売の低価格モデル「OPPO Reno A」で画面内指紋認証(光学方式)を利用しました。
まず感想から述べると「超実用的」でした。
OPPOは生体認証の認証速度のスピードに定評がありますが、それは画面内指紋認証においてもしっかり引き継がれており、非常に快適です。
指がややズレていたりすると認証速度も遅くなることもありますが、しっかりセンサーを抑えておけば高速に認証が完了し、低価格機種でもOPPOは実用範囲のレベルに達していると感じました。
また画面内に指紋センサーが埋め込まれた為、ひと目でセンサー位置を確認することはできませんが、OPPO製品の場合はスマートフォンを持ち上げると指紋センサーが点灯する仕様となっており、触れる場所に迷うこともそれほど多くはありません。
従来の指紋認証より快適になった
これは管理人の身体の問題なのですが、多汗症でなにもしなくても手汗をかいてしまい、普段は結構指が濡れているような状態となっています。
そのため、従来のホームボタン内蔵式や背面式はあまり使い物にならず、パスコードを入力したほうが早い始末でした。
上記のような経験から指紋認証に対して不満をいだいており、手が濡れていない時以外の利用を控えていました。
そしてOPPO製品で初めて画面内指紋認証を使ってみた所、手が濡れている状態でも認証してくれることに大変驚いたのを覚えています。
これで管理人は「超実用的」に加えて「快適」だと感じています。


ディスプレイ保護フィルムの影響は?
実用的で快適に使えるとなると、気になってくるのが画面保護フィルムによる認証速度への影響です。
OPPO Reno Aには初期から貼られているフィルムをそのまま使っていますが、体感差ですがいずれも認証速度が低下するといった事は感じませんでした。
ただ装着する製品によっては影響の可能性も充分考えられますので、初期のフィルムから張り替える場合には、フィルム選びは慎重になる必要があります。
まとめ
今回は管理人が実際に画面内指紋認証を利用してみての感想をお伝えしました。
現在は顔認証が主流となっており、指紋認証そのものが予備のような扱いとなっていますが、上記であげたポイントの他に机の上においたまま認証できるなど、ディスプレイ内に内蔵されている恩恵は大きく感じています。
少なくとも管理人は今後スマートフォンを購入する際には、画面内指紋認証の搭載有無も選択の重要な要素となりました。
ただこういった生体認証は機種や使用される方によっては認証精度が悪かったり、実用性が見られない事もあるかとは思いますので、過信せずに参考程度にお願いします。
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