先日ヤマダ電機の通販サイトを眺めていた所、新品でヤマダ電機のオリジナルブランドのスマートフォンである「EveryPhone BZ」が約3,000円と在庫処分価格で投げ売りされたいたので、購入してみました。
近年OPPOやファーウェイを始めとする各メーカーが、2万円〜3万円台の低価格機種を相次いで投入していますが、新品3,000円は前代未聞の価格です。
- 「EveryPhone BZ」の基本性能と情報
- 外観・デザイン
- 付属品・パッケージ
- 内蔵アプリ・ソフトウェア
- アップデート画面がヤバい
- ラジオが聞ける
- カメラの作例・比較
- Antutu Benchmark
- まとめ・雑感
また記事の最後ではこの2,728円の「EvreyPhone BZ」で検証する事を募集していますので、最後までご覧ください。
「EveryPhone BZ」の基本性能と情報
今回購入しました「EveryPhone BZ」の基本性能と情報は以下のとおりです。
・OS:Android 7.1.1
・CPU:MediaTek 6750
・ストレージ容量 : 32GB
・RAM : 2GB
・ディスプレイ:5.5インチ 液晶ディスプレイ
・外カメラ:800万画素
・内カメラ : 200万画素
・生体認証 : 背面指紋認証
・サイズ:154x77.0x8.9mm・190g
・バッテリー:2500mAh
・カラー : ゴールド / ブラック
・その他 : FMラジオ、イヤホンジャック、DSDS
・発売 : 2017年11月
・価格 : 16,800円(当時)
性能としては全く高いものではなく、ローエンドクラスです。
2017年1万円台後半で取り扱われていたスマホとしては、割高感は否めず、当時であればもう少し足せば、ファーウェイなどの廉価モデルが購入できました。
しかしながら現在は2020年、3,000円で、いくら型落ち機種でも新品の製品がここまで値崩れすることは珍しい現象でもあります。
また本機種は動画版も公開しておりますので、合わせてご覧ください。
外観・デザイン
今回購入しましたのはブラックカラーです。
まずは背面から。素材はマット感のあるものですが、正直おもちゃ感を感じてしまう所です。
背面の下部には「EveryPhone」のロゴとスピーカーが配置されています。
背面の上部にはカメラとフラッシュライト、少し下がり指紋認証センサーが配置されています。
右側側面には電源ボタンとボリュームボタンが配置。
また最近は滅多に見なくなりましたが、バックカバーは外れる仕様となっています。
また何気にDSDSに対応しているEvreyPhone BZ、しかしながらSIMカードの形状はMicroと2017年当時でも遅れた仕様となっています。
続いて裏返して画面側で、最近のスマートフォンは画面縁のベゼルレス化が進んでいおり少々古い印象を持ってしまいますが、2017年発売の廉価スマートフォンとしては標準的ではないでしょうか。
画面上部には通話用スピーカーと内カメラが配置されています。
画面下部にはタッチセンサー式のナビゲーションキーが配置。
ディスプレイ内に表示しない事で利用できる画面領域を広げているのは個人的に好感触です。


近年ではスマートフォンの大型に伴い6インチ以上のスマートフォンも珍しいものではなくなりましたが、当時は5.5インチもあれば大画面機種扱いでした。
同じサイズのスマートフォンとしてはApple iPhoneのPlusシリーズなどがあります。
付属品・パッケージ
続いては付属品を確認していきます。
まず付属品は画像のように白い袋に個装され同梱されています。
しかしながらiPhoneやOPPOなど大手メーカーでは行われる、固定などはされておらず、おもちゃ感を加速させます。
同梱する品は以下のとおりです。
・電源アダプタ
・Micro USBケーブル
・イヤホン
・画面保護フィルム
・バッテリー
・スタートアップガイド
・安全上のご注意
・製品保証書


付属品としては十分な内容に思えます。
またこのバッテリーは予備などではなく、購入後自身でバックカバーを外し取り付ける必要があります。


また箱ですが、随所に汚れや小さな凹みが確認でき、安さを物語っています。
これはあくまで予想ですが、発売以降本当にながらく倉庫の中で眠っていたように思えます。
内蔵アプリ・ソフトウェア
続いては初期から内蔵されているアプリとソフトウェアを確認します。



一見非常に多くのアプリがプリインストールされているかのように思えますが、実は大変はWebページへのショートカットアイコンで、アプリではありません。
この他には電話やカメラなどと言った基本アプリにGoogle系アプリほどしか無く非常にシンプルです。


プリインストールアプリの少なさは大変高く評価できるポイントではないでしょうか。



またソフトウェアはAndroid 7.1.1を搭載、2020年現在としては旧バージョンですが、まだまだ対応するアプリも多く、十分実用できます。
OPPOやファーウェイなど大手メーカーとは異なり、余計なカスタマイズが施されていない、ピュアAndroidに近い仕様になっています。








よくいえばシンプル、悪く言えばAndroidをそのまま入れただけですので好みは分かれそうです。
アップデート画面がヤバい
またソフトウェア関連になりますが、アップデート画面が普通ではありません。


一見表示されているのは日本語ですが、よく見ると少々理解するのに時間を要する内容です。
「アップデート・パッケージ・ダウンロード完了、今はアップデートされます。」
「アップデート中に携帯電話のすべての機能は使用されません。」
「すぐ設置」「間もなく設置」
よく考えれば読み取れますが、あまりにも機械翻訳で、中には中国語そのままの表記も見られます。
海外メーカーとしてならともかく、ヤマダ電機ブランドとして展開していたのですから、日本語への翻訳くらいはしっかりしてほしかった所です。
ラジオが聞ける
またこのEvreyPhone BZはFMラジオに対応しています。


この機能が備わっていた事は購入した際には気づかなかったので驚きました、低性能ですが、嬉しい機能には違いありません。
また本機でラジオを聞く際にはイヤホンをアンテナ代わりにする為、優先イヤホンを接続する必要があります。
カメラの作例・比較
続いてEvreyPhone BZで撮影した写真を紹介、そして他のスマートフォンで撮影した画像と比較してみます。
まずは本機で撮影した写真からご覧に入れます。
画質に関しましては風景を収めたり思い出を記録する用途ではなくメモ程度のレベルでしょうか、全体的に実物より赤く薄くなっており、管理人的にはトイカメラのような印象を持ちました。
しかし当時の1万円代後半で購入したとすれば正直落ち込ませられる仕上がりです。
Antutu Benchmark
今回のレビューの締めとしまして、スマートフォンの性能を表す指標と1つとされています「Antutu Benchmark」の計測結果です。
計測中の様子は動画版(YouTube)に掲載しておりますので、合わせてご覧ください。



総合スコアはは55,350点となり、改めてそのスペックの低さを示される結果となりました。
しかしながらこの程度の結果がでるのであれば、快適とまでは行かないものの最低限LINEやSNSを利用することは可能なレベルです。
まとめ・雑感
今回はヤマダ電機で約3,000円で投げ売られていたヤマダスマホ「EveryPhone BZ」を紹介しました。
当時の1万円代後半として販売されている機種としても、正直あまり高い完成度ではありませんが、2020年に3,000円で購入出来るスマホとしては、大変十分な内容に思えます。
現在多くのスマホメーカーが低価格機種を発売している中、型落ちとはいえ異色の安さを誇るエブリフォンBZ、サブスマホとしてなら案外実用的な面も持っており、用途が合えば新品のスマホかつ3,000円はコストパフォーマンスは高い方だと感じました。
またこに「EveryPhone BZ」で検証することを現在募集中ですので、本機で気になることなどがあれば、お気軽にご意見くださりますと幸いです。