本日2020年6月2日、2019年末に日本上陸を果たした中国メーカー「Xiaomi」(シャオミ)は今回2度目となる日本市場向けに投入する新製品の発表会を行いました。
発表会では「Mi Note 10 Lite」と「Redmi Note 9S」の2機種の発売が告知されましたが、その中でOPPOが名指しで比較対象に選ばれました。
発表された2機種
まず今回日本で発売することが明かされた、Xiaomiの2機種について簡単にご紹介します。
1つめはカメラに注力した「Mi Note 10 Lite」が日本で発売することが明らかにされ、同機種は去年末に発売された『Mi Note 10』の廉価モデルに当たる製品になります。
そして6月9日に発売を予定しており価格は、メモリ6GB+ストレージ64GBモデルが39,800円(税込み)、メモリ6GB+ストレージ128GBモデルで44,800円(税込み)と2種類が用意されています。
上記のMi Note 10 Liteに続いて「Redmi Note 9S」も発売が告知されました。
Redmiシリーズは低価格機種として人気を博しており、「Redmi Note 9S」は安価なモデルがら大容量バッテリーに高画質カメラなど、シリーズを通してコスパに優れているのが魅力です。
発売はMi Note 10 Liteと同様に6月9日を予定しており、価格はメモリ4GB+・ストレージ64GB版が24,800円(税込み)、メモリ6GB+・ストレージ128GB版で29,800円(税込み)と2バリエーションが用意されており、いずれも2万円台で収まっています。
この2機種が今回新たに発表された日本向けスマートフォンになります。
発表中にOPPOとシャープが比較される


この2モデルの「Redmi Note 9S」の発表中の一幕で、競合する他社のスマートフォンとのスペックの比較も行われました。
Xiaomiは「オープンマーケットで最も売れているAndroid端末ののベンチマークを行った」としてシャープの「AQUOS sense3 plus」とオッポの『OPPO Reno A』を引き出し、比較表を掲示しました。
最後はこれらの製品に並んで「最も売れるデバイスの1つとなることを非常に期待しています。」とし、比較を終えました。
またこの比較ですが、勿論間違った情報は含まれておらず、スペックにしても価格にしても「Redmi Note 9S」が上回る仕様となっています。
ただ一方で「OPPO Reno A」の最大の特徴はおサイフケータイや防水防塵など日本市場向けのローカライズを施している点で、これらはRedmi Note 9Sには採用されていないため、そういった点での優劣はまた異なってくる物になります。


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まとめ・雑感
Xiaomiが今回発表したモデルはいずれも4万円を切る安価なモデルが中心で、低価格機種が人気を博すSIMフリー市場を本格的に開拓していくような姿勢が伺えるラインナップとなりました。
またOPPOも既に日本でも「競合製品」とされる程勢力を上げている事を実感した反面、日本のSIMフリースマートフォンにおいて圧倒的な存在感と人気を誇るファーウェイの製品が一切比較されず発表会を終えたことには少し驚き、Xiaomiはオッポとシャープを中心に見ているように感じました。
今回のRedmi Note 9Sを始め、日本に向けた新たな展開を見せた同社の動きにも注視していきたい所です。
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