中国シャオミは2月1日に、日本市場向けのSIMフリースマホなどの新製品を新たに発売することを明らかにしました。
低価格な新製品が並び、FeliCa対応機種のリリースなど話題を呼んだ今回の発表会でしたが、勿論SIMフリー端末などライバルのオッポの競合と対抗馬になりうる機種・製品が登場しています。
2021年2月1日Xiaomi Japanが発表 5製品
まずXiaomi Japanが発表した日本史上向けの新製品は、計5機種となります。
それぞれスマートフォン2機種、スマートウォッチ2機種にスマートカメラ1製品となります。


まずスマートフォンはソフトバンク向け「Redmi Note 9T」とSIMロックフリー向け端末となる「Redmi 9T」です。
いずれも昨年からXiaomiが日本で展開しているRedmiブランドの製品で、Redmi Note 9Tは5G対応で同社初のFeliCa対応機種となり、販売はソフトバンクのみ・価格は21,600円となります。


もうひとつの「Redmi 9T」はSIMロックフリーの製品としての展開となり、複数の通信事業者で取り扱われます。
価格は17,490円と2万円を切る価格で、その分性能も抑えられている一方で、タブレット級とも言える6000mAhの大容量バッテリーを搭載するなど、他の製品との差別化を図っています。


次にXIaomiは特にMi Bandシリーズが国内でも人気ですが、そのウェアラブル分野も製品が新たに投入され、Mi Watchと廉価モデルのMi Watch Liteが発売されます。
まずMi Watch Liteは心拍数や歩数のカウント、睡眠のモニタリング機能に対応しており、上位モデルになる「Mi Watch」では加えて、血中酸素濃度の測定やバッテリー駆動時間に長けており、最大16日間以上連続で使用できるとしています。
またこの他にスマートフォンのMi Homeアプリからリアルタイムで映像を確認できる「Mi360° 家庭用スマートカメラ」も発売される予定です。
スマホでOPPOと競合になるのは「Redmi 9T」か
複数の新製品を一気に投入する格好になったXiaomi Japan。
その中で競合他社のOPPOのライバル製品となるのはSIMフリー端末の『Redmi 9T』でしょうか。
同じSIMフリーの販路で展開される中で、軒並みOPPOやファーウェイなども2万円以上の機種を展開する中で、新製品ながら2万円を切る価格は強い武器になりそうです。
このようにRedmi 9TはXiaomiの製品としては最安価のスマホとなりました、一方でこれと競合しそうなのは昨年11月に発売された最新モデル『OPPO A73』です。
事実Xiaomi自身も発表会でOPPO A73を引き合いに出してライバル視をしており、勢いを上げるオッポに対する対抗馬となっています。
スペック面ではOPPO A73と同等のRedmi 9Tですが、一方で価格に加えてカメラの画素数・バッテリー容量・充電速度ではオッポを上回る仕様となっています。
特に価格の面ではOPPO A73が約3万円なのに対してRedmi 9Tは同等の性能ながら2万円を切るなど、Xiaomiはリーズナブルで価格と機能面では優位に立っています。


一方でOPPO A73はeSIMを搭載しているなど、Redmi 9Tには無い機能を持っており、対するA73は機能面で優位点を確保しています。
またその他の特徴としてはレザーの質感と端末の軽量さ(162g)をアピールするなど、端末の筐体の側面も強みとしています。
この2機種においてはeSIMや軽量な端末・広角撮影を求めるならOPPO A73、低価格と長時間持続できるスタミナ・高い画素数で選ぶならばRedmi 9Tといった選び方になりそうです。
まとめ・雑感「スマートウォッチもOPPO競合になるかも」
今回ご覧に入れたとおり、Xiaomi Japanは5G・FeliCa対応の端末にリーズナブルなSIMフリー機種、価格で選べる2つのウェアラブル端末とスマートカメラを発表しました。
特にスマートフォンではXiaomi初のFeliCa対応の5G端末「Redmi Note 9T」はインパクトが有り、加えて非常にリーズラブルなSIMフリースマホ「Redmi 9T」も新たに展開するなど、スマホだけで見更にラインナップが強化された印象です。


一方でスマートフォンばかりが注目されがちですが、スマートウォッチも安価で存在感を示す製品になりそうです。
オッポも同社初のスマートウォッチ「OPPO Watch」を2020年9月から約25,000円で販売していますが、実は購入者からの評価は低い状況です。
対するMi Watchは価格では既に優位点にあって、発売後の評価次第ではスマートウォッチのカテゴリーでも競合する可能性が予想されます。
今回製品と価格いずれもXiaomiらしく安価なラインナップを構築してきました。
リーズナブルな製品が多く既に大手携帯電話会社で製品が発売されるなど勢いを増していますが、オッポはシャオミの対抗馬にどう回答を送り出すか、日本市場で人気を高め続けている2社の動向に注目していきたいところです。
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情報元 : Xiaomi Japan