OPPOのスマートフォンには、オッポ製品向けに開発された専用アプリ「Simeji for OPPO」がインストールされています。
このアプリはキーボードアプリでお馴染み「Simeji」が開発したもので、通常版とは異なりPlayストアでは配信されていないアプリです。
そんなOPPO専用のSimejiと通常版シメジの違いをご紹介します。
キーボード(入力)画面
まずは最も利用するであろう、キーボードにおける違いです。


一見同じにも見えますが、キーボードのサイズ(高さ)やデザインが微妙に異なる仕様となっています。
またOPPO版Simejiにおいてはキーボード画面から利用できた機能が通常版からいくつかが削除されており、OPPO版で消去された機能の一部としては以下のような物が挙げられます。
・Simejiアシスタント
・ミニコンテンツ(ミニゲームなどが収録されている)
・全画面ディスプレイ最適化
・翻訳
・アドレス選択
・スタンプクリエイター
機能・設定
SImeji for OPPOはキーボード画面にとどまらず、各種設定画面や機能にも差異が存在します。


Simejiの目玉機能の1つでもあるきせかえ機能、通常デフォルトのきせかえテーマは3つ用意されているのですが、Simeji for OPPOにおいてはデフォルトテーマは1つのみで、設定画面も通常版と比べるとかなり寂しい印象を持ちます。


ただ削除された項目もある一方でSimejiの強み、多岐にわたる変換を利用できる「クラウド超変換」はOPPO版でも収録されており、幅広い変換機能を利用できます。


設定画面はご覧の通り、大変大きく異なる仕様となっています。
通常版にはある会員登録やVIP制への加入制度はOPPO版には収録されておらず、その他「ポイント」や「Simeji 公式スタンプ」「スタンプ超変換」なども削除されているのが確認できます。
また上記以外にも多くの機能がOPPO版には未収録です。


「学習しない、通信しない設定」において、設定項目が一部削除。


「キータッチ音」機能では、通常版において自作の音をキー音を設定できるのに対して、OPPO版では自作機能が削除されています。


Simejiの開発元に対して意見や要望を送信できる「フィードバック」の項目も構成が大きく変更されています。
このようにキーボード入力画面以外にも、多くの機能や設定項目などがOPPO版では多数収録されていない事が分かります。
使い心地も違う!
またOPPO版と通常版のSimejiにおいては、使用感も異なるものとなっています。
通常版においてはレスポンスなど特に目立つ問題有りませんが、Simeji for OPPOでは「入力が追いつかない」「重い」などと多くのユーザーから否定的な声が上がっており、OPPO公式も「Simeji for OPPO」からの変更を促した事もあります。
まとめ・雑感
改めて見比べて思いましたのは、OPPO版は全体的に通常版から老化している事です。
機能が少なくて使い勝手がOPPOに最適化された物であれば結構ですが、大多数のユーザーが不満を抱える程のレスポンスの悪さなど、Simeji for OPPOについて正直あまり評価できるポイントが見当たらないと感じます。
今OPPO for Simejiを利用されている方や、今後オッポ製品の利用を考えられてる方には通常版シメジや他のキーボードアプリへの変更を強く推奨します。
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