コストパフォーマンスの高さが大きく評価されている人気スマホ「OPPO Reno A」。
おサイフケータイに防水防塵性能など価格に見合わない高い性能・機能から異例のヒット作となっています。
『コスパスマホ』と各地で騒がれていますが、OPPO Reno Aはコスパ重視のスマホでは無いことが明らかになりました。
OPPO Reno Aの値段設定は『普通』
まず以前当ブログでも取り上げましたが「ITmedia」がOPPO Japan社長を務められているトウ・ウシン氏に対して行ったインタビュー・取材で、OPPO Reno Aは安くない事が判明しています。
インタビュー中ではReno Aの価格について以下のように触れられています。
価格については、よく「コスパがいい」と言われますが、このスペックでこの値段はグローバル市場での“適切”だと思っています。
引用元 : https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1912/18/news074.html
OPPO Japanとしてはグローバル市場基準の値段設定で、OPPO Reno Aの価格設定は適したもので特段安い物とは考えておらず、コスパを重視した製品では無いと考えているのが汲み取れます。
関連リンク : OPPO Reno Aは『安くない』事が判明 - OPPOラボ
本当のコスパスマホは『OPPO A5 2020』
上記のインタビューの続きでOPPO Reno Aの発売から間もなく投入された新製品「OPPO A5 2020」について記者から質問を受け、以下のように回答されています。
―― ほぼ同時期にA5 2020を投入しました。こちらの狙いや、すみ分けをどう考えているのかといった点を教えてください。
トウ氏 こちらの方こそ、コストパフォーマンスを重視した消費者に向けた製品です。逆にReno AはRenoというブランドの1つで、日本に特化した新製品です。OPPOはこういうスマホを作っているというメッセージを送りたかった。技術力やデザインを追求している姿をお見せする意図がありました。
引用元: https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1912/18/news074_2.html
この回答からコストパーフォーマンスを意識して手掛けた製品はReno Aではなく『OPPO A5 2020』であることが判明しました。
続いてReno Aについては、Renoブランドの1つで「日本に特化したスマホを提供している」事とデザイン性と技術力を追求しているとメッセージを込めた商品であることを明かしています。
この技術力が示す物はおそらく「おサイフケータイ」や「防水防塵」と思われ、各大手携帯電話会社へのアピールとも見て取れる部分ですね。
このインタビューを通じて、Reno AはOPPOを代表する「ブランド製品」、A5 2020は「コスパ重視」とOPPOの位置づけを知ることができました。
結局どっちもコスパがいい
OPPOにとってコストパーフォーマンスを意識した商品は「A5 2020」であることが分かりましたが、実際の所は狙いがどうであれ、結局Reno Aもコスパが良い事に変わりはありません。
OPPO Reno Aは3万円台のスマホでおサイフケータイ(FeliCa)を搭載していますが、同価格帯で、おサイフケータイ付きかつReno Aと同等の性能を持つSIMフリースマートフォンは筆記時点では存在しません。
価格が適切な設定としていても同レベルの競合相手がいなければ、コスパの高さが光るのは必然的だと言えます。
OPPOにとっての真のコスパスマホ「OPPO A5 2020」は大容量バッテリーを搭載する2万円台のスマホですが、いくつかの競合相手となる機種が存在します。
例えば同じく大容量バッテリーを備えるASUSの「ZenFone Max(M2)」などが上がりますが、A5 2020も唯一無二の特徴を備えていて、4つの役割を持つレンズに先述の大容量バッテリーなど2万円台の機種では見ない要素を兼ね備えたモデルで、コスパが高い1台と言えます。
Reno Aはライバル不在でコスパ最高状態、A5 2020は4つのカメラに大容量バッテリーで他機種のの差別化を図っています。
OPPOの意図とは異なりますがどちらも総じてコストパフォーマンスの高いスマートフォンと言えるでしょう。
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情報元 : ITMedia