今月OPPOは海外においてAndroid 10をベースとする「Color OS 7」を発表しました。
Color OS 7の公開とともに、アップデート対象となる全モデルの情報が解禁となりOPPOがAndroid 10にアップデートする機種を公表しました。
公表されたリストの中にReno Aは入っていなかったのですが、なぜ一覧に無かったのかを含めOSアップデートが実施されるか考えてみました。
あくまで当記事での内容・考察の一部は全て素人の管理人の想像に過ぎず、公式の見解ではありませんので内容の精度等はご容赦ください。
Reno Aは「日本オリジナルモデル」
一般的にOPPOを含む国外でも展開している海外メーカーさんの多くは日本でスマートフォンを販売する場合には、まず海外で既に発売しているスマホをベースに電波の周波数や日本語表示、機種によってはおサイフケータイ搭載など日本に合わせたカスタマイズを行います。
そうして海外で発売している機種にカスタマイズを施したものを日本国内で発売している為、基本的に元となった『ベースモデル』が存在します。
しかしこのOPPO Reno Aに限っては事情が異なります。
Reno A 128GB発表時の記者からのベースモデルの質問に対して、OPPO Japan代表取締役の鄧宇辰(トウウシン)氏は「ベースになるモデルはありません。日本市場のためだけに開発した製品です」と答えています。
つまり海外には存在すらしない、日本限定の製品。
発表は中国で行われた物ですから、OSアップデート有無は除いてAndroid 10へのアップデート対象モデルの一覧に乗ることが出来なかった物と思われます。
出典 : OPPOが、いろいろと余裕のスマホ「OPPO Reno A」を発表 - CMキャラクターに指原莉乃さん | マイナビニュース
OSアップデートの実績あり。だけど消極的なOPPO Japan
OPPO Japanさんは以前からOSのアップグレードには消極的な姿勢を見せています。
これまでユーザーからのOSアップデートの有無等について問い合わせた際には以下のように回答をされています。
「(OSの)アップグレードにつきましては、基本的に行っておりません。
基本的には、OPPOのスマートフォンでアップデート(例:AndroidOS 8.1→AndroidOS 8.2)はできますが、アップグレード(例:AndroidOS 8.0→AndroidOS 9.0)はできない仕様となっております。」
上記のような方針を示していたOPPO Japanでしたが、2019年10月・11月には「OPPO Find X」「OPPO R17 Pro」がAndroid 8.1からAndroid 9へのOSアップデートを実施しました。
しかしこのOSアップデート提供後も方針は変わっておらず、あくまで『特例的』だとしています。
日本限定だからこそアップデートが難しいかも
上記でも述べましたが「OPPO Reno A」は日本オリジナルモデルで、販売価格を3万円台で収めている機種です。
そこからおサイフケータイなどの日本仕様にも対応していることから「コスパが高い」と売り切れ状態が発生する、ヒット作となりました。
そして現在OPPO Reno Aはタレントを起用した広告展開を行っています
Reno Aは値段は基本性能やおサイフケータイ対応などを考えると、内容に対して非常に安価です。
一部からは「これでは利益率が低すぎるのでは?」と考えられています。
これだけ広告・宣伝に費用を掛けて限界まで価格を落とした上に、国外には存在しないかつ、まだ不慣れであろう「FeliCa」(おサイフケータイ)を搭載するモデルにOSアップデートを提供しようと思えば、更にコストがかかってしまうのが予想できます。
関連情報 : オッポジャパン | OPPO Reno スペシャルサイト
可能性に期待したい
日本限定モデルでこれまでに掛かっている費用に限界まで下げたであろう価格、まだ技術的に慣れていないであろうFeliCa。
この4点からAndroid 10へのアップデートは提供されないのでは?と考えています。
ただOPPO JapanはOSアップデートの実績はあり、Reno Aは恐らくOPPO Japan史上最も注目を集めており売れている機種ですので、人気故に今後OSアップデートが提供される可能性も十分あります。
心の隅でされないかな、と思いつつも個人的には日本市場に本気なOPPOに期待したい所です。
最後まで見ていただきましてありがとうございます。
繰り返しますが、あくまでこの記事内の内容・考察の一部は素人の管理人の想像に過ぎず、全て正確な情報ではありません。ご容赦ください。
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