あす6日に発売される「OPPO Reno 10 Pro 5G」は、一部の国や地域では既に販売されているスマートフォンです。
一方で日本版Reno 10 Pro 5Gと、すでに発売されている海外向けモデルのReno 10 Pro 5Gでは一部スペックが削られるなど、グローバルモデルとは部分的な違いが存在しています。
メモリが12GBから8GBにカット
まずスペック面の違いとして、RAMメモリが日本版では8GBに削減されていることが確認できます。
グローバルモデルのOPPO Reno 10 Pro 5Gのメモリは12GBとなっていて、やや処理性能が下がっていて、バックグランド上で動作を維持できるアプリの数が減るなど、一部パフォーマンスに影響しそうです。


CPUは中国モデルを除き、共通してSnapdragon 788Gが搭載されているため、使い心地は日本版でも大きく変わらないものと考えられます。
日本版でメモリが削減されているのには急速な円安が影響している可能性や、後述するFeliCaへの対応のためのコストダウンなどが理由として推測されます。
日本版のみFeliCaに対応
日本版OPPO Reno 10 Pro 5Gは、おサイフケータイ機能(FeliCa)に対応しており、モバイルSuicaなどの交通系ICカードや、iDやクイックペイなどの非接触式電子決済を利用することができます。
FeliCaは日本のみで使われている規格であるため、海外モデルは対応していません。
またNFCにも対応しており、マイナンバーカード機能(スマホ用電子証明書含む)も利用することができます。
一方、FeliCaに対応させるに当たってはコストが上がるため、代わってメモリ削減との判断に至った可能性が考えられます。
シャッター音が削除不可能
OPPOに限らず国内向けモデルのスマートフォンは、メーカー問わずカメラ撮影時のシャッターサウンドを削除することができません。
オッポでは昨年に「OPPO Reno5 A」や「OPPO Find X3 Pro」など一部モデルにおいて、一時期削除できるようになっていましたが、現在は消すことができなくなっています。
RAMメモリ削減もFeliCaが搭載
海外版との違いで最も目立つのは、メモリが削減されている点となりそうです。
元々12GBあったRAMが4GB減らされているのは残念なところで、基本スペックは大きく違えど、スタンダートモデルの「OPPO Reno9 A」と同じ8GBとなっているのは、スペックを求めるユーザーとしては物足りなさを感じることになるかもしれません。
一方でおサイフケータイやマイナンバー機能が利用できるのは、日本版のみの付加価値です。
メモリの削減に代わってFeliCaが搭載された国内版は、ミドルハイ製品として最低限のスペックを維持しつつ、日本で求められる機能も備えた、バランスを確保した機種と言えます。
ほかの国で販売されているReno 10 Pro 5Gのなかには、カラーバリエーションが削減され単色しか販売されないケースがあるなど、地域によって細かな違いが多数あります。
日本でも前モデルにあたるReno3 5Gは、ミスティーホワイトの1色しか投入されていませんでした。
今回の日本版は2色展開となっており、カラーを選べるようになったのは嬉しいところです。
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情報元(Source) 1 : Revolutionary Features of OPPO Reno10 Pro | OPPO Global
情報元(Source) 2 : OPPO Reno10 Pro 5G | オッポ
情報元(Source) 3 : OPPO Reno3 5G - 未来を先取りしたスマホ。| OPPO 日本