国内で携帯電話サービスを提供している楽天モバイルは、新たな料金プランとなる「Rakuten UN-LIMIT VII」を発表しました。
これによってことし7月から、1GBまでは無料のプランが廃止されることとなり、ツイッターのトレンドに「楽天解約」が躍り出るなど、0円運用が可能であったRakuten Mobileの1つの強みが失われることとなります。
楽天モバイル 最低980円からに料金形態改定
携帯電話大手の楽天モバイルは、2022年7月1日より現行の料金プランから新しい『Rakuten UN-LIMIT VII』へ移行します。
新料金プランの大きな特徴として、これまで1GBまでデータ通信量では発生する料金は無料だったところが消失し、最低ラインが「3GBまで980円/月」となります。
段階性のプランであるのに変わりはないものの、0円運用が行えなくなる衝撃は大きく、Twitterのトレンドに『楽天解約』が浮上するなど、否定的に受け止められていることが分かります。
OPPOなどスマホ機種も実質0円だった楽天モバイル
楽天モバイルの新料金プラン発表は大きく波紋を呼ぶこととなりましたが、これは同社が0円での回線運用を可能としていたところが大きいと考えられ、広告等でも1GBまでなら0円といったところが強調されていました。
ほかRakuten Mobileは利用者の獲得のため、OPPOなどをはじめ各スマートフォンもポイント還元などにより負担金を事実上の0円にするなど、無料で使えるイメージを打ち出していた部分があります。
現在販売中の「OPPO A73」に至っては、端末販売価格が15,001円なのに対し購入者には25,000円相当の楽天ポイントが還元しているなど、機種代を明らかに上回る特典が用意されています。
こうした施策などを含め、極めて低コストで利用できていたのに終止符が打たれたことが、楽天解約をトレンドに押し上げた理由の1つと推測されます。
楽天モバイルからの移行先は
「楽天解約」のトレンドからも伺えますように、これまで楽天モバイルを利用していたユーザーの中には、すでに新料金プランのスタートを前に他の携帯会社へ乗り換えようとする機運が高まっています。
トレンドにはNTTドコモの「ahamo」などが浮上しており、これらの携帯大手の低料金プランが、Rakuten UN-LIMIT VIIに不満を持った楽天モバイル利用者の受け皿となりそうです。
なお楽天モバイルで販売されているスマートフォンは、OPPOを含み全機種がSIMフリーとなっており、楽天で購入した端末であっても原則として他社での利用が可能となっています。
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情報元(Source)1 : 2022年7月1日スタート予定!Rakuten UN-LIMIT VII(料金プラン) | Rakuten UN-LIMIT VI(料金プラン) | 楽天モバイル
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