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オッポのタブレット『OPPO Pad Air』レビュー

OPPOがことし9月に発売したタブレット『OPPO Pad Air』を購入したのでご紹介します。

オッポが日本でタブレット端末を発売するのははじめてで、薄型軽量デザインと必要十分なスペックを持つ「絶妙」を謳う、バランス重視の機種となっています。

筆者はOPPO公式楽天市場店にて発売日前に予約、37,800円で購入しました。

 

OPPO Pad Air スマホより薄いデザイン

OPPO Pad Airの特徴として、まずボディの薄さと軽量さが挙げられます。

まず薄さについては最新モデルのスマートフォン「OPPO Reno7 A」より薄い6.9mmとなっています。

重さは440g(実測値437g)となっており、10インチタブレットとしては手で持っていても疲れにくい製品です。

左 : OPPO Pad Air 右 : Xiaomi Pad 5

背面にはOPPO独特のデザインが採用されています。

端末を横持ちしたときに上辺となる部分には凹凸のある造りとなっていて、これはプリントではありません。

スピーカーは計4つ備えています。充電ポートはOPPO Reno7 Aと同じくUSB Type-Cで18Wの高速充電が利用できます。

なお充電器は別売で、OPPO公式楽天市場店などで購入できます。

 

スペックには物足りなさ

OPPO Pad AirのCPUにはSnapdragon 680が搭載されており、性能は中価格帯のいわゆる「ミドルレンジ」程度のスペックを持ちます。

デバイスの性能を数値化する「Antutu Benchmark」のスコアは251871点でした。

現在のミドル端末では、YouTubeやSNSの閲覧、ほかタブレットが活躍する電子書籍の利用など、基本的にライトな用途であれば支障はなく快適に動作します。

一方でこれまでXiaoimi Pad 5を利用していた筆者としては、動作は概ね問題ないもののアプリの起動には少し待たされると感じました。

ほか端末に一定の処理性能を必要とするゲームアプリは不向きな印象です。

リズムゲーム「プロセカ」や3Dゲーム「Minecraft」などをプレイしたところ、ラグやガタつきなどが見られました。

またOPPO Pad Airの実行メモリは4GBです。2022年モデルとしてはやや少ない仕様ですが、ColorOSの「メモリ拡張」機能によりRAM不足時にストレージを仮想メモリとして割り当てられる機能が備わっています。

ただストレージ容量は64GBなので、アプリを多く利用するのであれば容量管理にも注意が必要。MicroSDカードが利用できます。

 

スタイラスペンは日本で発売されず

2022年のタブレットは娯楽での仕様のほか、イラストの作成や学習などにも活用されています。

アップルやシャオミは自社のタブレット向けにスタイラスペンを発売していますが、日本版のOPPO Pad Air向けには用意されていません。

一方で中国国内では販売されているため、今後専用ペンを含むOPPO純正アクセサリーの拡充に期待したいところです。

 

大画面用に最適化したColorOS 12搭載

Androidタブレットの中には、スマートフォンをそのまま大きくしたようなOSにチューニングが充分に施されていない製品もあります。

OPPO Pad Airにはオッポのスマートフォンに搭載されているColorOSをタブレット向けに開発したものが採用されており、大画面向けに最適化が図られています。

初期搭載OSはAndroid 12をベースにしたColorOS 12、OPPO端末としてはプリインストールアプリは少なめです。

操作方法はスマホ同様にナビゲーションボタン方式とジェスチャー方式から選択が可能。

それだけでなく、3つのボタンの配置も利き手に合わせて選択できるのは嬉しいところです。

 

顔認証のみで指紋認証はなし

スマートフォンでは指紋認証と顔認証の双方を搭載するのが主流となっていて、タブレットにおいても同様です。

ただOPPO Pad Airは顔認証のみがサポートされていて、指紋認証には非対応です。

とくにマスクを装着している環境下では指紋認証のほうがスムーズに利用できますが、一方でタブレットを使用するのは屋内などがメインとなるため、タブレットの用途次第では問題とはならない場合もあります。

 

バランス型タブレット ゲームには不向き

OPPO Pad Airはタブレットで難点となりがちな重さを抑える一方で、大画面端末の利用用途の1つである動画再生や電子書籍の閲覧などはスムーズに行える性能を持っています。

薄型と軽さの両立とコンテンツ閲覧の用途には必要充分の性能を備える仕上がりは、弱点とニーズを捉えたバランスを持つ機種と感じました。

性能自体はミドルレンジラインではあるものの、タブレットのメイン用途はコンテンツの消費であるため、動画鑑賞や読み物ではまず困ることはありません。

一方でSnapdragon 680では高いレスポンスには期待できず、アプリの起動や切り替えに待ち時間が生じます。

予算を足せばSnapdragon 860を搭載するXiaomi Pad 5を選ぶこともできるため、ほかの機種の存在を踏まえてもスペックやレスポンスを重視するユーザーには不向きと言えます。

「プロセカ」ではアイコンのガクつきやラグが目立った

 

OPPO Pad Airを購入する

「OPPO Pad Air」は OPPO公式オンラインショップ のほか、Amazon.co.jp楽天市場 、家電量販店から購入することができます。