今月20日より販売が開始されているオッポの最新作に当たる『OPPO A73』。
eSIMや複眼カメラが注目されている本機種ですが、一方で必要とされながらも採用されなかった機能もあります。
その1つが決済などの利用できるFeliCa(おサイフケータイ)と「NFC」です。
FeliCaに加えNFC搭載されず「OPPO A73」
今回発売された「OPPO A73」についてですがは、オッポが展開する製品では「Aシリーズ」として位置づけられてる機種になります。
まず「FeliCa」に関してははこのAシリーズには、これまで搭載されたことはなく、日本市場でのニーズの高いおサイフケータイを利用したいユーザーの受け入れは2019年から『Reno Aシリーズ』が担っています。
一方でAシリーズでは、2019年に発売された先代機種とも言える『OPPO A5 2020』ではNFCが搭載されるようになり、FeliCaは無くとも確実に情報端末としての利用の幅は広がりました。
よってAシリーズでもNFCを用いた決済機能などが利用可能になっていたのですが、2020年のAシリーズ最新作となる今回のOPPO A73では何故か搭載されずの発売となりました。


いまNFCは「マイナポイント」で需要高め
これによりAシリーズの最新モデルではNFCを使用する機能・サービスが利用不可となりました。
一方で今スマートフォンのNFCは一部で重要な役割を持っており、いま最も挙げられるのは政府が提供するマイナポイントの申込等でしょう。
OPPOを含むNFCを搭載するスマートフォンの対応機種においては、マインバーカードの読み取りが可能となっており、その対応端末には同じAシリーズの『OPPO A5 2020』も含まれています。
この為カードを端末で読み取り、そこからスマホからポイントの申し込みなどが完結できるので、現在の状況下では重宝されている部分もあったNFCですが、残念ながら採用されませんでした。
雑感・まとめ
日本市場では限定的な活用方法しか現時点では存在していませんが、いまマイナンバーカードの普及化が進められており、利用価値が高まってくる事が考えられるNFC。
OPPO A73はeSIMの対応化などが行われており見送られたのかもしれませんが、次のAシリーズの新型モデルではNFCチップの復活に期待したい所です。
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