OPPO Japanは今月20日より、SIMフリースマートフォン『OPPO A73』の発売を予定しています。
本機種は日本向けOPPO製品としては初のeSIM対応製品ですが、一方でアップルとグーグルの2社以外から発売されるSIMフリースマホとしては初めてeSIMと物理SIMの両方に対応するモデルともなっています。
「eSIM」を採用したOPPO A73
まず新機種OPPO A73は、冒頭にも記述している通りeSIMを採用しています。
日本で販売されているOPPO製品としては初の試みで、国内では楽天モバイルやIIJmioなどといった通信事業者でeSIMを利用できます。
そしてeSIMに加えて、通常の物理型SIMカードも合わせて2枚を利用することが可能な点も特徴です。
これまで対応するSIMフリー端末はAppleとGoogleのみ
一方でOPPO A73が登場するまで、日本で正規に販売されているSIMロックフリースマホにおいてeSIMと物理SIMカードの双方を採用している機種は非常に限られていました。
まず1つがGoogleのピクセルシリーズで「Pixel 4a」等が対応、もう1つがAppleで第2世代のiPhone SEらが対応する程度。
その為eSIMと物理SIMを正規にSIMフリースマホで利用するに当たっては基本的にこの2社から選ぶ以外に選択肢はありませんでした。
このようにAppleとGoogleの事実上2択しか選ぶ余地がなかった状況ですが、今回のオッポの『OPPO A73』の登場により、その希少な選択肢が3社に増加することになりました。
eSIM対応ながら価格も2社より若干抑えめ
また物理SIMとeSIMに対応するSIMフリースマホとしては、OPPO A73はAppleとGoogleの両者の製品より低価格を実現した1台でもあります。
まず2社の最も安価な最新機種としてはiPhone SE2が49,280円、Pixel 4aが42,900円とされており、いずれも税込4万円を超える値段設定。
一方のOPPO A73は30,800円(税込)と3万円台で抑えこめる事に成功しており、筆記時点でeSIM+物理SIMを採用する機種としては非常にリーズナブルとなっている事が分かります。
このようにA73によってOPPOは2社に続く新たな1社になった上で、価格を抑えた選択肢としての立ち位置も確保しました。
OPPOはSIMフリースマートフォンでは希少価値の高いおサイフケータイ対応の機種に注力しているのは記憶に新しいところでしたが、今度は更に選択肢に限られていたeSIMと物理SIM対応なSIMフリーの新製品を投入する形ともなりました。
この従来のSIMカードの加えてeSIMも採用した日本版「OPPO A73」は、2020年11月20日に発売予定です。
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