オッポジャパンが今月より国内でも取り扱いを開始した『OPPO Watch 41mm』をレビュー・紹介します。
OPPOが日本でスマートウォッチを発売するのは初めてであるのに加えて、現在同社は国内市場で人気の高いスマホを続々発売しており、その関連製品としても注目されている1台となっています。
- 日本版「OPPO Watch 41mm」の基本情報
- ウォッチとストラップの外観・デザイン
- 腕に装着してみる
- OPPO Watchの付属品
- ソフトウェア「Wear OS by Google」
- Playストアにも対応
- コントロール方法
- スマホと連携する iPhoneは一部機能に制限
- 防水性能も
- まとめ・雑感「標準的なスマウォ スタミナは少ない」
- 日本版「OPPO Watch」を購入する
日本版「OPPO Watch 41mm」の基本情報
まず今回取り上げます『OPPO Watch』の基本スペックと仕様は次のとおりになります。
・メーカー : OPPO(オッポ)
・OS : Wera OS(Google)
・CPU:Snapdragon Wear 3100 / Ambiq Micro Apollo 3
・ストレージ容量 : 8GB
・ディスプレイ:1.6インチ 有機EL
・重さ:30.1g(バンド除く)
・カラー : シルバー / ピンク / ブラック
・その他 : Watch VOOC(急速充電)/ NFC / 防水(3ATM等級)
・価格 : 25,000円
本記事ではピンクバージョンを紹介します。
ウォッチとストラップの外観・デザイン
それではまず「OPPO Watch」の外装から確認してきます。
まずは画面側から。ディスプレイには1.6インチの有機ELを搭載しており、スマートウォッチとしてはやや小ぶりな大きさです。
次に裏側、メーカーである「OPPO」ロゴが刻印されている他、心拍数等の各センサーが備えられています。
また4つのマグネット式の充電端子に加え、上下にはストラップを取り外す際に使うボタンも位置しています。


続いて左側面にはスピーカー類、右側にはOPPOのイメージカラーである緑のラインが入ったマルチファンクションボタンとホームボタンが備えられています。
素材はアルミでなかなかの高級感も感じられ、チープさは感じられません。
またホームボタンは文字盤やGoogleアシスタントを呼び出す際に、対するファンクションボタンは電源オン・オフや再起動など多彩な役割を持ちます


続いてストラップを見ていきます、バンドのカラーは本体の色と同じものが同梱されますが、ストラップも別途単体で販売されています。
また素材はゴム製で手触りはシリコンのようなサラサラとした印象。


ただこのストラップに関しては男性ユーザーからは「少し短い」といった意見も出ており、筆者は問題ありませんでしたが、腕のサイズ次第では装着が難しいかもしれません。
また以下はバンドを付けた状態でスマートフォンとのサイズ比較です、大きさの判別の参考にどうぞ。


腕に装着してみる
続いてOPPO Watchを実際に装着してみます。
まずサイズはストラップを含まずで30gとのことでしたが、重さはそれほど感じず全く気になりません。
筆者軽量で人気のウェアラブルデバイス「Xiaomi Mi band 4」(22g)の利用経験がありますが、それと比べても体感ではそれほど大きな差は感じない所。


また1日中つけていましたが、腕が疲れると言ったことはありませんでした。
ディスプレイは細長い画面を持つMi Band 4を使っていた身としては大きくて見やすい他、デザインも気に入っているのでつけていた楽しく思います。
OPPO Watchの付属品
次に日本版OPPO Watchに同梱する品を見ていきます、本製品に付属するものは次のとおりです。
・専用充電器
・クイックスタートガイド
・セーフティガイド
・ゴム製バンド(交換用)
また充電器の利用には電源アダプターが必要ですが、同梱はされていないので別途用意する必要があります。


ソフトウェア「Wear OS by Google」
次にOPPO Watchのソフトウェアなどといった、内側を見ていきます。


まずWear OSのバージョンは2.19、セキュリティパッチレベルは2020年6月5日となっています。
またシステムバージョンは「H MR1」です。




続いて初期のストレージ容量はOSやプリインストール等アプリを除いた約3GBが利用可能で、ウォットフェイスはデフォルトで結構種類豊富です。
次に内蔵されているアプリを見ていきます。



初期搭載されているものは画像の通りで、アプリは「電話」や「連絡帳」などといった基本アプリに、健康管理アプリなどが多数インストールされています。






Playストアにも対応
またこのOPPO Watchは、グーグルが提供する「WearOS」を搭載する製品の為、Google Playストアが利用可能となっています。
もちろんアプリを追加で導入することも可能で、任意のアプリを使用できます。



とりあえず入力アプリが英語だったので「Google 日本語入力」とGoogleマップを入れておきました。


関連記事 : NFCとWareOS搭載の「OPPO Watch」支払い機能は使える?【Google Pay】
コントロール方法
次にこのOPPO Watch操作についてですが、他社のスマートウォッチと同様にボタンとタッチ操作が組み合わさったものとなっています。


まず文字盤が表示されている状態でホームボタンを押すと、アプリ一覧画面にアクセスすることが可能。


そして同じく文字盤がディスプレイに表示されているときに、ホームの下のファクションボタンを押せば設定した任意のアプリを起動することもでき、デフォルトでは「トレーニング」アプリが指定されています。
この他にも長押し等で別の操作を行うことも出来ます。



次にタッチでのコントロールですが、まず前の画面に戻る場合はディスプレイを左から右にスワイプすることで「戻る」操作を行うことが出来ます。(画像左)
文字盤表示時に下から上にスライドすればスマートフォンの通知を確認でき、上から下であればクイックパネルがオープンし、各設定の切り替えなどを行えます。
スマホと連携する iPhoneは一部機能に制限
次にスマートフォンと連携についてですが、Wear OSを搭載するOPPO Watchでは「Wera OS」アプリがあれば使い始めることが出来ます。
これはOPPOなどAndroidデバイスは勿論、iPhoneなどiOS(アップル)端末でも利用できます。


WearOSでは、OPPO Watchの設定やデータの確認、ウォッチフェイス(文字盤)の変更などが行なえます。
これだけでもスマートウォッチとしては十分実用できますが、更に実力を引き出すにはOPPO純正の「HeyTap Health」アプリが必要です。


このアプリでは各設定に加え、より詳細なカスタマイズや、カウントされた心拍数や睡眠の記録などといった健康管理アプリとしての使用が可能になります。
ただ筆記時点ではAndroid向けにしか配信されておらず、iOS向けAppは今後配信予定としており、現時点でiPhoneではフルに活用することは出来ない状況にあります。
防水性能も
またOPPO Watchには3ATMレベルの防水性能も備わっています。
この「3ATM」が耐えられるのは通常生活における汗や洗顔時の水滴、小ぶりの雨など程度で、水泳や熱いシャワーに入浴などには適さず、使い方には注意が必要でしょう。
まとめ・雑感「標準的なスマウォ スタミナは少ない」
今回はオッポジャパンの日本向け新製品の1つである「OPPO Watch 41mm」を紹介しました。
まず色々と触れて感じましたのは可もなく不可もそれほどない製品で、マイナスに表せば、数あるスマートウォッチの中で、あえてOPPO Watchを選ぶ理由も決め手に欠けるかもしれません。


例えば「FeliCa」などといった競合他社には少ない機能が備えていれば有力候補になりますが、そうった点も目立たたず、また価格も特段安い訳でもありません。
値段と機能的を踏まえても、よくあるスマートウォッチといった印象を受けました。
ただ個人的にアルミとガラスで構成されている、所有感も満たされるこのデザインには非常に満足しています。
デザイン的には競合製品に類似している点もあり機能も標準的ですが、正直この見た目と健康管理目的で選んだ所もあって、購入したことに今の所後悔はありません。


しかしそれでも気になるのは明らかにスタミナ不足である点です。
待機時にも数時間で10%以上消費する場合もあり、またスマートウォッチ側で操作を行えばかなりハイペースで電池を使ってしまいます。
今の所大まかには満足していますが、個人的にはスタミナ面にのみ少し不安があるため、もう少し長く動作できるよう今後のソフトウェアアップデート等を通じての改善を期待したい所です。
日本版「OPPO Watch」を購入する
今回取り上げました、Wear OS搭載の「OPPO Watch」は以下の通販サイトや通信事業者から購入することが出来ます。