2020年も折り返しに突入しましたが、今から遡る事約6ヶ月前の1月30日にスマホメーカー「OPPO」の日本法人に当たるオッポジャパンに対して、台湾鴻海の参加である家電メーカーのシャープ株式会社が特許を巡り起訴しました。
あの裁判騒動から早くも半年以上が経過しましたが、今の状況はどうなっているのでしょうか?
シャープとの戦いが開幕
まずは数回に渡って起きた訴訟問題を振り返ります。
2020年1月30日にシャープは自社のプレリリースにおいて、オッポジャパンに対して訴訟を起こしたと発表しました。
それに伴い人気機種「OPPO Reno A」など計5機種のOPPO製品の販売差止めも求めています。
この30日の発表の1月31日にはオッポジャパン側も訴訟問題に対する声明を発表しており「真摯に対応する」としており、またOPPO JapanのTwitterなど一部のSNSの更新を停止されました。
余談ですが、ちょうどこの1月はOPPOがTwitterの運営に力を入れ始めていた時期で、この更新の停止はなかなか印象的でした。
そして3月と4月にもシャープによるOPPOへ対する新しい起訴が行われており、現在に至ります。
半年が経過も発表なし
最初の1月の訴訟から半年が経過した現在ですが、1度目の訴訟に関しては実はこれ以降に発表などは行われていません。
オッポジャパンもシャープもこれら訴訟関連について、以降その情報については明かしておらず、一般ユーザーが知る余地はありません。
「販売差止め」も新機種で影響は減少?
また1度目の訴訟でシャープはOPPO Japanが国内で販売する計5機種の販売差止めを求めています。
・OPPO Find X(2018年11月発売)
・OPPO R17 Pro(2018年12月発売)
・OPPO Reno 10x Zoom(2019年7月発売)
・OPPO Reno A(2019年10月発売)
・OPPO A5 2020(2019年11月発売)
この為、一時はオッポのスマホが買えなくなる可能性も考慮されていましたが、販売差止めは新機種の登場でそれほど問題にはならないかもしれません。
例えばリストに含まれている人気モデル「OPPO Reno A」には既に後継機種に値する『OPPO Reno3 A』の販売が始まっており、Reno Aは旧機種となりました。
またこれ以外にも2018年製と既に型落ちとなった「OPPO Find X」「OPPO R17 Pro」に発売から1年が経とうとしている「OPPO Reno 10x Zoom」など、その対象はやや古い機種が大多数を締めており、仮にシャープの訴えが通ったとして販売が停止されても、消費者への影響は大きくないと考えられます。
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まとめ・雑感
既にこの訴訟騒動も結構忘れられているとも思いますが、ある意味新機種以上の大きなニュースでした。
この頃から日本でも新型コロナウイルス(COVID-19)感染者が徐々に増え始め、世界的に混乱状態になり、企業の裁判問題どころではなくなりました。
その影響もあって中々進展が無いことも予想されますが、両社には早期の問題の解決に向かって取り組んでほしいと思うところですね。
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