OPPO Japanは2020年1月31日にシャープから裁判を起こされました。
シャープ側からはスマホの販売停止などが要求されていますが、現在使われている既存のOPPO製品に影響はあるのでしょうか?
シャープの要求
まずシャープは何故OPPO Japanを起訴したのか。
SHARP側はOPPO日本法人であるOPPO Japanが自社の特許として保有しているWi-Fi関連技術の特許権を1件侵害したとし、告訴に至りました。
また特許を侵害したとして計5機種のOPPO製スマートフォンの販売差し押さえを要求しています。
SHARPが販売停止を要求してるのは以下の機種です。
・OPPO Find X(2018年11月発売)
・OPPO R17 Pro(2018年12月発売)
・OPPO Reno 10x Zoom(2019年7月発売)
・OPPO Reno A(2019年10月発売)
・OPPO A5 2020(2019年11月発売)
既存の端末に影響はナシ
今回シャープが起訴と共にOPPO Japan側に要求したのは上述の通り、対象製品のスマートフォンの販売差止めです。
つまり今問題としているのはそれらの製品が現在"販売されている事"であって、今使われている販売後のOPPO製スマホについては影響せず、シャープ側の訴えが認可されたとしても今後とも継続して利用が可能となります。
第2の「ファーウェイ」になるのか
こういったスマホメーカーの問題で、最近懸念されてがちなのはスマートフォンや通信設備などを手掛けている中国メーカー「ファーウェイ」の様に、新規端末でGoogleサービス・アプリを使えなくなるなどの使用に著しく影響する可能性です。
そのHuaweiは5Gの通信設備を巡るアメリカとの大きな争いの過程で制裁措置により、米国企業との取引が禁止され、アメリカ企業であるGoogleの関連サービス・アプリの搭載が不可能となりました。
一方でOPPOは特許を巡るシャープとの日本国内で行われる企業同士の争いですから、今回の騒動でOPPO製のスマートフォンでGoogleなど特定のサービス・アプリが利用できなくなる事はまずないと言えます。
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OPPOのスマホが一時的に入手しにくくなるかも
現在OPPO側はSHARPからの訴状を確認をしているとし、詳細な情報の発表は控えています。
しかしこの裁判が進行し、SHARPが勝訴した場合は要求の通り計5機種のスマホの販売差し押さえは行われると見られます。
その5機種のなかには「Reno A」や「A5 2020」などの人気機種が含まれており、今現在も売れ続けています。
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販売の差し押さえが実現した場合、少なくとも正規の販売ルートからは商品が撤去され購入ができなくなり、入手が困難になる恐れが考えられます。
そうなると購入できるのはフリマアプリやリサイクルショップなど一部に限られ、購入を検討していた一部のユーザーに影響する可能性があります。
もちろんそれまでに、OPPOが問題点を改善した実質的な後継機種を発売すれば差し押さえによって困るユーザーも減るとは思われますが、購入を考えている方は早めに決断したほうがいいかもしれません。
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OPPOとSHARPの裁判の行方はどうなるのでしょうか。
現在使っているOPPOスマホに影響が無いと分かっていても、気になる話題です。
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