近年スマートフォンのイヤホンジャックの廃止を採用するメーカーが増えてきている事に伴って、存在感を増してきているUSB Type-Cイヤホン。
OPPOもその1つですが、オッポのスマホでType-Cイヤホンを使う際には、他社とは仕様が異なる為注意が必要です。
接続しても認識されず
通常Type-Cイヤホンを接続した時点でスマートフォン側はオーディオ機器と判断し、イヤホンへ音を出力します。
しかしOPPO製スマートフォンにおいては接続しても認識されず、接続後も音は端末のスピーカーからのみ出力されてしまう、イヤホンとして機能しない問題です。
実際に接続を行ってみますが、オーディオ機器が接続されている事を示すヘッドフォンアイコンが表示されず、音もスピーカーから流れてしまいます。
他社の製品では認識
これはOPPOのみで発生する現象で、大多数の他社製のスマートフォンではこういった問題は発生しません。


試しにファーウェイの端末に接続を行いましたが、接続後ステータスバーにヘッドフォンマークが表示され、音もイヤホンから出力されました。
OPPOでは事前設定が必要
OPPOではType-Cイヤホンが使えない、と認識されてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、OPPO製スマートフォンでは他社とは異なり、設定を行うことによって利用することが可能です。
① OPPOスマホにType-Cイヤホンを接続します。


② 「設定」アプリを開きます。
③ 設定画面が起動したら「その他の設定」を選択して下さい。


④ 「OTG接続」を押します。
⑤ OTG接続がオンになり、ボタンが緑色に切り替われば完了です。
有効にした後はバッテリー残量を示すアイコンの横にヘッドフォンマークが表示され、これでType-Cイヤホンに音声が出力されます。
また注意点としてはイヤホンの接続解除後、10分経過するとOTG接続設定が自動で無効化されてしまうため、その都度設定が必要となります。
まとめ・雑感
ColorOS特有の癖はこのようなところにも現れています。
Type-Cイヤホンを利用する人にとっては少々不便にもいますので、できれば他社と同等の仕様に変更してほしいと思う限りです。
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