世界的に人気を誇るスマートフォンメーカー「OPPO」(オッポ)。
近年では日本国内でものその存在感を強く見せているOPPOの製品ですが、ひっそりと偽物とも見てとれる商品が出現しています。
「Rino 3 Pro」登場
いくつかの通販サイトにおいてスマートフォンを眺めていると以下のような製品を発見しました。
製品名は「Rino 3 Pro」と、この商品が明らかにOPPOの5Gスマートフォン「OPPO Reno 3 Pro」を模している事は明らかです。
価格は通常時で63,682円と高額な部類に入っています。
まずは掲載されていた情報から「Rino 3 Pro」の基本性能と情報から確認します。
・OS:Android 9
・CPU:MediaTek 6763
・ストレージ容量 : 64GB
・RAM : 4GB
・ディスプレイ:6.8インチ
・外カメラ:500万画素
・内カメラ : 300万画素
・生体認証 : 顔認証・画面内指紋認証
・バッテリー:4000mAh
・カラー : グリーン / パープル / ブラック
・その他 : Micro-USB、イヤホンジャック



以上が「Rino 3 Pro」の基本情報です。
また言うまでもありませんが、性能面においては当然ながら本家「Reno 3 Pro」には遠く及んでいません。
デザイン的には遅れ
機種の名称からして「Reno 3」シリーズを意識している同機ですが、デザイン面で見れば「OPPO Reno 2」以前のRenoシリーズを模したデザインとなっています。


一方で本家といえる「OPPO Reno 3」は3シリーズからはデザインを大きく変えており、「Rino 3 Pro」が追従できていないポイントです。
意識しながらも結構詰めが甘いように思えます。
模倣される会社に
OPPOは今でこそ自社のオリジナルの要素を強く押し出したスマートフォンを展開しており、魅力的な製品が多く見られます。
しかしながらOPPOのスマホは、数年前まではAppleの「iPhone」や「iOS」を意識した機種が多く、「ジェネリックiPhone」とも揶揄されていたことがありました。


しかし2018年に日本市場に参入して以降は自社の強みを活かし始めて「Find X」や今回模倣元としてご紹介した「Reno 10x Zoom」など魅力的な製品を出しており、そのイメージを払拭しつつあります。
悪く言えば「iPhoneのパクリ」だったOPPOが気づけば逆にパクられる側になり、たった数年で注目されるメーカーとなりました。
こうしてみるとメーカーを含みスマホの成長は著しいものがあると感じるばかりですね。
また偽ブランド品や模倣品には充分ご注意下さい。
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