2020年1月30日にシャープはOPPOの日本法人「オッポジャパン」を起訴しました。
シャープによりますとOPPOが日本国内向けに販売しております計5機種のスマートフォンが自社の保有するW-Fi関連技術の特許を侵害していると主張しています。
そして裁判沙汰となりますと大きく打撃が予想されますのが売上への影響ですが、実際の所はそれほど影響していないようです。
シャープの訴え
まずシャープの訴えですが、冒頭でも記述しました通りOPPOが日本国内向けに販売しております計5機種のスマートフォンが自社の保有するW-Fi関連技術の特許を侵害しているとしています。
またそれに伴ってOPPOの主力機種「OPPO Reno A」「A5 2020」など5機種の販売差止めを要求しています。
大きく報道される
この訴訟騒動はNHKなど各メディアにおいても報道される事態となり、テレビの宣伝力が強い日本では、売上への影響も予想されていました。
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売り筋ランキングでトップ獲得
上記のように訴訟に発展し、大きく影響されると思われた両社の問題ですが、少なくとも現時点ではあまり大きく影響が出ていないことが、スマホの売り筋ランキングから明らかになっています。
訴訟から半月程が経過した2月15日に発表された、BCN集計「SIMフリースマートフォン売り筋ランキング」では訴えてきたシャープやライバルのファーウェイを抑え、トップに輝きました。
1位 : OPPO Reno A
2位 : P30 lite ワイモバイルモデル(ファーウェイ)
3位 : P30 lite(ファーウェイ)
4位 : AQUOS sense3 SH-M12(シャープ)
5位 : AQUOS sense3 UQ mobileモバイル(シャープ)
6位 : OPPO AX7
7位 : nova lite 3(ファーウェイ)
8位 : Galaxy A20 UQモバイル(サムスン)
9位 : OPPO A5 2020
10位 : AQUOS sense3 lite SH-RM12(シャープ)赤文字がOPPOの機種
またトップの「OPPO Reno A」以外にも「OPPO AX7」と「OPPO A5 2020」の計3機種がランクインしており、ランキング順位が後退する所か機種は増えトップ君臨など裁判による逆風は予想より強く無いことが伺えます。
「OPPO AX7」についてはキャンペーン販売などの要素によってランクインしましたが、それ以外の2機種は向かい風に飛ばされる事無くランキング入りした実力派機種とも言えます。
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今後の進展に注目


現在両社からは31日以降に新しい情報は発表されておらず、今後の進展は不透明な状況です。
今後の裁判の進み方によっては影響が出てくる可能性はあり、またシャープの要求である販売差止めが実現すれば、代わりとなる新機種が用意できない限りはOPPO Japanの大打撃は回避できません。
今後の続報と新規情報に引き続き注目したい所です。
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