今月の25日に発売を備えている「OPPO Reno3 A」は前作Reno Aの弱点の多くを克服した一方で、CPUがSnapdragon 710からダウングレードしてしまっています。
前モデルからダウンしたポイントもある後継機Reno3 Aですが、実はダウンしたのはCPUだけではありません。
Snapdragon 665にダウン
まずOPPO Reno3 Aの発表後に最も注目されたのはCPUのSnapdragon 710から、ワンランク下の「Snapdragon 665」にダウングレードされてしまった点です。
当時日本国内において、3万円台のスマートフォンかつ、おサイフケータイ・防水防塵機能を搭載しながらSnapdragon 710クラスの性能を有するスマートフォンは少ない存在でした。
このミドルハイクラスの性能におサイフケータイや防水防塵などといった日本機能が搭載されたことも、Reno Aシリーズを人気機種に押し上げた要因でしたが、Reno3 AではエントリークラスのSnapdragon 665に変更されてしまいました。
ひっそりインカメラも性能低下
OPPO Reno3 Aで下がったもう1つの要素は内カメラです。
先代のOPPO Reno Aのインカメラの画素数は2500万画素でしたが、実は今回のReno3 Aでは1600万画素に変更されています。
OPPO Reno Aではこの内カメラの画素数の高さなども強みとしてアピールしており、同機の魅力的なポイントとして紹介されていました。
しかし後継機ではCPUと共に消されてしまった形になります。
ダウンしつつも弱点克服
部分的なところでは、Reno3 Aは全体的に前作より劣る箇所も目立ちますが、今作では全機種の弱点を確実に潰しています。
前OPPO Reno Aにおいては、特に外カメラの性能や高速充電の非対応などがネガティブポイントとして挙げられていましたが、新生OPPO Reno3 Aではいずれもグレードアップ・改善が図られています。
まずカメラですが、前作ではデュアルレンズだったのは今回はクアッドレンズに。
また超広角撮影が可能になった他、動画性能も向上しています。


そして前作では非対応だった急速充電(Quick Charge)に対応。
またバッテリー容量もやや頼りなかった3600mAhから4026mAhにサイズアップしました。
このようにReno Aでは不評だったポイントを後継機のReno3 Aではかなり改善が行われているのが分かります。
性能ではなく「機能」志向に転換か
CPU「Snapdragon 665」に注目されがちですが、実は他にもダウングレードしていたReno3 A。
2つのスペックダウンが浮き彫りになりましたが、その代わりにアウトカメラはかなりパワーアップしているようです。
前作はSnapdragon 710を大きくアピールするなど性能志向な所もありましたが、今後のReno Aシリーズはスペックより、日本向け機能にローカライズに特化したモデルに転換しようとしているにも感じました。
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最終更新 : 2023年6月9日