国内でAndroidシェアトップを誇るシャープは、先日国内向け新作スマートフォンを4機種発表しました。
4モデルのうちには国内で低価格で非常に人気の高いsenseシリーズの最新モデルとなる『AQUOS sense4』も含まれており、前作に続いておサイフケータイや防水防塵に対応。
そしてこの2つの機能を特徴としているオッポの「OPPO Reno3 A」にとっては手強い相手が登場しました。
SHARP「AQUOS snese4」の基本情報
まず現段階で分かっているシャープ製『AQUOS sense4』のスペックなどは次のとおりです。
・OS:Android 10
・CPU:Snapdragon 720G
・ストレージ容量 : 64GB
・RAM : 4GB
・ディスプレイ:5.8インチ
・外カメラ:1200+1200+800万画素
・内カメラ : 800万画素
・生体認証 : 前面指紋認証 / 顔認証
・サイズ:148x71x8.9mm / 176g
・バッテリー:4570mAh
・その他 : イヤホンジャック / Type-C / NFC / FeliCa / 防水防塵
発売日と値段はいずれも筆記時点では不明ですが、恐らく3万円〜4万円台前後の価格で発売されると思われます。
また「AQUOS sense4」以外にも3つ新製品がお披露目されていますが、本記事ではsense4のみを取り扱います。
秋冬モデルのスマホがありすぎるのでまとめました。 pic.twitter.com/aol0Uelj0a
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) September 11, 2020
CPUでReno3 Aを引き離す
そしてこの機種のライバル的位置になるのは、SIMフリー市場においては同じくおサイフケータイや防水防塵機能を備えている「OPPO Reno3 A」でしょう。
値段の差も大きくない事が予想される2機種ですが、一部の点でReno3 Aは強く押されることになります。
・CPU:Snapdragon 665 → 720G
・バッテリー : 4025mAh → 4570mAh
・ストレージ容量 : 64GB → 128GB
・RAM : 4GB → 6GB
・サイズ:176g → 169g
・外カメラ:1200+1200+800 → 800+4800+200+200万画素
※赤文字がsense4の仕様、青文字がReno3 Aの仕様
数値のみで判別できない要素を除けば、スペック上で判別できる差は上記のとおりとなります。
まずカメラ性能やストレージ容量の大きさ、本体の重量ではReoo3 Aが高く上回ります。
対する「AQUOS sense4」が勝る点はバッテリーサイズにCPU程度になりますが、この搭載するCPUの差が非常に大きいものになるでしょう。
まずOPPO Reno3 Aは『Snapdragon 665』を搭載していますが、性能的に決して優位な仕様ではありません。
特に購入した利用者からはレスポンスの悪さが指摘されており、メーカーもその事を認識しているなど、パフォーマンス面で優れる機種とは言いづらい所です。
一方でSnapdragon 720Gはパフォーマンスに優れており、搭載する『Redmi Note9S』などの機種では動作のスムーズさが高く評価されています。
勿論AQUOS sense4でも同様のサクサクとした動きが期待できるでしょう。
機能ならOPPO 性能ならsense4 ?
今回のAQUOS sense4は前作よりパワーアップしつつ、おサイフケータイや防水防塵にも対応するなど正統な進化を遂げた機種に思いらした。
この競合2機種においてはスペック、機能面のどちらを優先するかで選択が決まる機種になるでしょう。
まずAQUOS sense4は「Snapdragon 720G」はゲームなど、高いパフォーマンスや、大容量バッテリーなどスペックとスタミナを重視するユーザーに。
対する「OPPO Reno3 A」はスペックより、高いカメラ性能や撮影モードに多くのデータを持ち運びたい場合など機能面を重視する利用者に向いた製品と言えるところです。


今回ご紹介したReno 3 Aの強敵になる『AQUOS sense4』を含むAQUOS新製品は、シャープによりますと今秋以降に順次発売していくとしています。
またAQUOSシリーズは国内のAndroidシェアとトップを獲得しており、知名度・ブランド力ともに今作も非常に売れることになりそうで、OPPO以外の多くの他社とも競合関係になるでしょう。
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