本日Googleは、同社ブランド製スマートフォン「Pixel」シリーズの最新モデルとなります「Pixel 5」と『Pixel 4a 5G』を発表しました。
Pixel 4a 5Gは8月に発売された「Pixel 4a」の上位モデルに相当する機種で、FeliCa(おサイフケータイ)機能を備え、5G通信にも対応しておりSIMフリーとしての発売も予定されています。
そして本機種は現在国内で販売されているFeliCa搭載でSIMフリースマホとして「OPPO Reno3 A」が人気を博していますが、この2機種はライバル関係に置かれることになりそうです。
発表情報 : 「Pixel 4a 5G」価格は4万円台に抑える
まずグーグルから今回発表されました「Google Pixel 4a 5G」の基本スペックは次のとおりです。
・OS:Android 10
・CPU:Snapdragon 765G
・ストレージ容量 : 128GB
・RAM : 6GB
・ディスプレイ:6.24インチ
・外カメラ:1220+1600万画素 デュアル
・内カメラ : 800万画素
・生体認証 : 背面指紋認証 / 顔認証
・サイズ : 153.9×74 mm×8.2 mm / 168g
・バッテリー:3800mAh
・カラー : ブラック
・その他 : FeliCa / eSIM / イヤホンジャック / Type-C
日本での価格は現時点では公表されていませんが、米国では日本円にして5万円台前半で販売される予定です・
あくまで参考情報ではありますが、国内でも同等の値段で取り扱われれば、これはミドルハイクラスの性能を有しており、FeliCaも搭載、そして5G通信機能を持つスマートフォンとしては低価格なカテゴリーに入るでしょう。
販路は現時点で国内ではGoogle StoreよりSIMフリー版、通信事業者としてはソフトバンクが取り扱うことになっています。
Introducing #Pixel4a5G!
— Made By Google (@madebygoogle) September 30, 2020
6.2” OLED display. Ultrawide lens. A more powerful battery. And even a headphone jack. https://t.co/OH3Q4IKmFq #LaunchNightIn pic.twitter.com/RS02Et4nIR
共通点多く 価格ではOPPO Reno3 Aがリードか
このように5Gスマートフォンながら、値段を5万円をいかない価格を実現するなどコストパフォーマンスは非常に高い仕上がりとなっています。
そしてSIMフリーでの取り扱い、おサイフケータイ対応、中価格帯での販売などいくつか類似する点を持つ機種としては「OPPO Reno3 A」が挙げられます。
ただ共通点も多いながら一方でこの2機種の違いもいくつか存在しており、カタログスペック上で判断できる、その優劣と差異は以下のような点が見られます。
・CPU:Snapdragon 665 → 765G
・サイズ:169g → 168g
・5G通信 : 非対応 → 対応
・外カメラ:1200+1600 → 800+4800+200+200万画素
・内カメラ : 800→ 1600万画素
・バッテリー:3800 → 4025mAh
・急速充電 : 非対応 → 対応
・防水防塵 : 非対応 → 対応
・価格 : 53,000円(米) → 39,800円
※赤文字がPixel 4a 5G、青文字がReno3 Aでの仕様
まず価格では日本での値段は公表されていませんが、Reno3 Aのほうが安価になるのは確実と言えます。
また大きな違いとしてはCPUでしょうか、OPPO Reno3 Aでは性能的には優れているとは言い難いSnapdragon 665を採用しており、これはパフォーマンスにも影響し利用者からは不満も。
一方でPixel 4a 5Gは下位モデルの「Pixel 4a」から更にパワーアップしたSnapdragon 765Gを搭載し性能面にも大いに期待が持てるでしょう。
性能では勝るPixel 4 5Gはおサイフケータイこそは使えますが、実は防水防塵性能は備えていません。
一方でFeliCaに加えて防水にも対応しているOPPO Reno3 Aは、より日本向けに特化した仕上りとなっており、購入者を大きく分かれさせる分岐点になりそうです。


この他にもReno3 Aは急速充電に対応しておりバッテリー容量も4025mAhとパワフル。
またカメラの画素数はピクセルを上回っており、写真機能にも注力しているなど、全体的に性能面以外での要素が強化されている1台です。
選び方は値段と機能性か、5Gと高性能か
今回OPPO Reno3 Aと多く共通点を持ってリリースされた「Pixel 4a 5G」。
リーズナブルでFeliCaと5G対応、それでいて高性能なのは正直非常に魅力的に感じました。
対するOPPO Reno3 Aはパフォーマンス面ではこそは敵わないでしょう。
ただ5G通信やスペック抑えめな分値段は3万円台と低価格、またおサイフに加えて防水防塵や急速充電・豊富な写真モードなど、価格と機能面で捉えればではPixel 4a 5Gにも勝る1台となるでしょう。


今回取り上げました『Google Pixel 4a』は10月15日に発売される予定で、現時点で明かされている販売先はGoogle公式ストアと、ソフトバンクとなっています。
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