シャープは先日、秋冬モデルとして同社製スマートフォンの人気シリーズ「sense」の最新モデルとなる『AQUOS sense4』を発表しました。
前作にあたる「AQUOS sense3」はSIMフリー市場でも非常に売れるモデルでしたが、一方で先代に続き、そのSIMフリースマホにおいてライバルとなるのは、価格帯や機能などで類似・共通点のあるOPPOの「Reno3 A」が候補に上がります。
両者の差はいくつかありますが、特に大きい差は、Android OSのアップデートにありそうです。
共通点多いReno3 Aとsense4
まず「OPPO Reno3 A」と「AQUOS sense4」ですが、この2機種の立ち位置が非常に類似しています。
特徴としては両者とも価格は3〜4万円台で、真っ向から競合する2台となっています。


値段以外にも一部性能や仕様の上下はありますが、両機ともSIMフリースマホでは希少価値の硬い防水防塵・FeliCaに対応するなど、共通点が非常に多く存在しています。
しかし一方で大きく購入者を分ける要素も存在しています。
AQUOS sense4は「2年間アップデート保証」
そしてこのシャープのAQUOS sense4のスペックや機能面以外での強みとしては、SHARP端末全般になりますが、最低2回以上のOSアップデートが提供される事が約束されている点です。
ここはシャープの発表会の際に強く強調しており、32機種にアップデートの提供をおこなった実績があるとしました。
このようにOSアップデートの保証などについて言及するメーカーは珍しく、長期的な利用が見込めるのがAQUOSシリーズの1つの魅力とも言えます。
OPPOはアップデートには消極的な傾向
一方で「OPPO Reno3 A」を手掛けるオッポジャパンは、Android OS(ColorOS)のアップグレードの配信について積極的な姿勢は見せておらず、むしろ消極的な意向がを見せています。
もっともOPPO Japanもアップデート実績はあるのですが、以前更新についてはあくまで『特例的』としています。
悪く言えばOSアップデートの提供が行われない可能性があり、必然的にソフトウェア面では使える期間は短いものになります。
一方でオッポジャパンも発売後アップデートそのものを全く行なわない訳でもありません。
例えばセキュリティ性の強化や不具合の修正などを目的とするマイナーアップデートは凡そ1〜3ヶ月程度の周期で配信を行っており、購入後のソフトウェア面でのサポートは行われています。
まとめ・雑感
提供に消極的なOPPOと、保証を約束するSHARP、「OPPO Reno3 A」「AQUOS sense4」のスペックや機能など以外での、大きな違いはアップデートにあるといえるでしょう。
シャープのようにアップデートの保証を明確に約束するメーカー自体が珍しいものですが、同時にSHARPの非常に強い武器となっています。
まだAQUOS側の正式な価格や発売日が発表されていませんが、それでもも確実にこのAndroid OSバージョンアップの保証の存在も、Reno3 Aとsense4の購入者を選別する要因となりそうです。
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