現在オッポのスマートフォンには自社専用の日本語入力キーボードアプリ「Simeji for OPPO」が搭載されています。
このシメジですが実は一部では「危険なアプリ」と囁かれています。
内蔵されている「Simeji for OPPO」
まずこのSimeji for OPPOについてですが、2019年10月に発売された「OPPO Reno A」以降ColorOS 6.0.1を搭載する機種ではキーボードアプリとして標準で内蔵されるようになりました。
Simeji自体は以前からAndroid端末やiOS端末で利用が可能でしたが、それらに加えOPPO版も誕生した形となります。
話題の新Android携帯OPPO Reno AにSimejiをプリインストールして頂きました!新次元のカメラ体験と入力体験をぜひ、お試しください!https://t.co/itG738dJsL#OPPOリノ #Simeji pic.twitter.com/8vsDfHvmnW
— Simeji(日本語入力キーボード) (@Simeji_pr) October 8, 2019
Simejiを危険視する声
このようにOPPOにも導入されたSimejiですが、実はSNSなどでは同アプリを危険視する声や信用性に疑問を抱いている意見などが大変多く見られます。
Simejiとかいう危険アプリ使ってない
— イの人 (@753__IXA) May 21, 2020
simeji、個人情報抜かれるって聞いてアンスコした
— き (@IQvHZEAkzrTdFVs) May 26, 2020
以来、"己の言葉"で勝負してる
Simeji過去の不祥事と今はかの国の会社という点で私のインストール対象にない(^^;
— ai (@ai_liberty) October 30, 2019
過去に不祥事
一部からは「危険」とされる同アプリですが、勿論理由があります。
「Simeji」自体は元々は日本人のプログラマーのみによって開発がなされていましたが、2011年12月に中国のGoogleとも呼ばれる「Baidu」(バイドゥ・百度)の日本法人によって買収が行われました。
そして買収後の2013年にバイドゥの入力ソフト「Baidu IME」に並んで「Simeji」が入力した内容を利用者に無断で外部に送信しているとの事が明らかになりました。
これによってもし住所やクレジットカードなど個人情報に関わる事をSimejiを用いて入力してしまった場合、重要な情報が漏出してしまう恐れもあった事から「危険なアプリ」と言われるようになった始まりにもなりました。
不安な場合はキーボードアプリの切り替えを
このようにキーボードアプリとしては致命的な問題を起こしているSimeji。
もし現在Simeji for OPPOを使われている方で不安に思われてた場合は、Simeji以外のキーボード入力アプリへの変更をオススメします。
根本のキーボードアプリさえ変更すれば、以降の入力情報がSimejiに記録される事はなくなります。
まとめ・雑感
個人的にはSimejiは変換能力が高く便利にも思っていますが、ご紹介したように過去に情報を取り扱うソフトとして致命的な不祥事を起こしています。
またOPPO版に至っては入力のレスポンスの低さも指摘されており、従来のGoogle純正のキーボードアプリである「Gboard」を標準アプリに戻した方が、OPPO製品の評価も高まるのではないかと思います。
もしOPPO製品を使われていてこれらの騒動が気になったら、1度キーボードアプリを見直してみて下さい。
関連記事 : 「Simeji」の通常版とOPPO版の違い【キーボードアプリ】