ショートを動画投稿・共有するアプリ「TikTok」が利用者の個人情報を収集、そしてこの行為がGoogleの規約に違反している可能性があるとの報道がなされました。
近年一部の中国製アプリやスマートフォンを巡っては度々話題になっていますが、実はこの『TikTok』を最初から標準アプリとして内蔵しているスマートフォンが日本国内でも販売されており、その中には一部のOPPO(オッポ)製品も含まれます。
TikTokが個人情報収集?
今月12日、米国のWSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)は中国発の「TikTok」がアプリの利用者・ユーザーに無断で、スマートフォンの識別番号を抜き抜き取っていた事を伝え、これがGoogleの規約に違反している可能性があることを指摘しました。
情報の収集はAndroid OSを搭載するスマートフォンにおいて行われたとしており、これがOSの開発元となっているグーグルの規約に違反している可能性があるとしています。
そしてこのTikTokですが、同アプリを入れていなくても、購入時からデフォルトでインストールされているケースも存在しており、一部のOPPO端末のその1つです。
一部OPPOを含み標準搭載のAndroidスマホも
このようにまたもや話題となり、問題が浮き上がったTikTok。
実は国内で販売されてるスマートフォンにおいては、販路や取り扱う携帯電話会社次第では、TikTokをプリインストールする製品が販売されている事が確認されています。
XperiaにTikTokプリインってマジ????見損なったわ pic.twitter.com/LaUpzsBOpY
— きせのん (@Xenon_kisenon) July 12, 2020
アンドロイド買ったらtiktok標準装備なんだけど
— よっしー (@nichidqi_f_1qn) July 29, 2020
日本パリピすぎ説 pic.twitter.com/RSkhvXXIJb
TikTokよりもQRコードとか標準にしといてくれ!#これも時代か pic.twitter.com/mCACHHhnaQ
— 党首むさしやまと (@musashi_desuyo) April 24, 2020
そしてOPPO製品では、楽天モバイルから売られているオッポ端末の一部に「TikTok」を標準でインストールされている機種が存在しています。
具体的には『OPPO Reno A 128GB』や『OPPO A5 2020』の楽天モデルが該当します。
一方で楽天以外で販売しているOPPO製品には原則TikTokはデフォルトでインストールはされていません。
そのためオッポが中国系メーカーであるから内蔵されている訳ではなく、販売先の楽天モバイル側の意向が強いものと見られます。
対処法はなし
デフォルトでインストールされている事もあるTikTokですが、この情報の無断収集自体は昨年の11月末で終了していたとされています。
今回それが改めて明らかにされた形ですが、現在は既に収集した後、個人でできる対応は無いと言えます。
ただもしOPPOを始めとするお使いの製品に内蔵されていて、不安を覚えられた場合にはアプリをアンインストールする事で、TikTokから距離を置くことはできるでしょう。
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情報元 : WSJ