オッポのスマートフォンではColorOS 6.0.1(Android 9)より、独自に開発された専用のキーボードアプリ「Simeji for OPPO」を内蔵しています。
変換機能に優れている事で人気を持っているシメジですが、実はOPPO版においては利用開始時点からデータを送信するように設定が有効になっています。
OPPO版では始めから送信設定が有効に
通常版のSimejiであれば、設定前にSimejiで入力したログデータを開発元への送信について切り替えを行うことが可能で、デフォルトではオフになっています。
しかし「Simeji for OPPO」では使い始めた状態から、ユーザーの意思に関係なく「ログ情報の送信」が有効になっているのです。


特に設定の確認なども行われない為、そのまま初期設定の状態で使われている方も少なくないのではないでしょうか。
この状態ではSimejiで入力した内容の一部はアプリの開発元に送信されてしまう為、プライベートな内容も送られている可能性も考えられます。
送信設定を変更する
このデータ送信設定ですが、以下の手順で設定の変更を行うことでデータの送信を回避することができます。



① 検索画面などでキーボードを表示させ、左上にあるキノコマークをタップします。
② 「詳細設定」を選択します。
③ Simeji for OPPOの設定画面が起動しますので、「入力補助」を押して下さい。



④ 続いて「学習しない、通信しない設定」をタップします。
⑤ 「ログ情報を送信」がオンになっていますので、タップしてオフに切り替えます。
⑥ スイッチの色がブルーからグレーに変われば設定の無効化は完了で、入力データを送信しない設定に切り替わりました。
キーボードアプリの切り替えもオススメ
上記の設定でログ情報の送信を停止できますが、それ以前に「Simeji for OPPO」はレスポンスが悪い事で知られており、OPPO版はユーザーからの評判は高くありません。
加えてSimejiは過去に不判事を起こしていますので、Simeji for OPPOに対して拘りが無い方は、キーボードアプリを変更するのも1つの選択肢です。
変換に強いSimejiを内蔵するのは結構ですが、初回起動の際にはログ情報の送信設定の切り替えくらいは選択させてほしいですね。
こういったプライバシーに関係する所は気になる方も多いと思うので、しっかりユーザーに対して意思確認を行ってほしいと思う所です。
関連リンク : Simejiの安全への取り組み
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