中国OPPOは、先日に行ったグローバル向けイベント『OPPO ColorOS Launch Event』において、Android 11をベースとするColorOS 11を発表しました。
バージョンを重ねるごとに進化するColorOS、今回最新バージョンとなる11における変更点をいくつか紹介します
- カスタマイズ機能が大幅に強化
- ダークモードの暗さの強度が調整可能に
- 省電力機能強化「Super Power Saving Mode」
- OPPO Sansがリニューアル
- Google Lensとジェスチャーが連携
- 「ColorOS 11」は一部機種に配信中
カスタマイズ機能が大幅に強化
これまでColorOSでは、アプリアイコンや壁紙、フォント(字体)スタイルの変更など部分的なカスタマイズは可能でした。
しかしColorOS 11ではその幅が一気に広がります。
具体的なカスタム可能な箇所としてはAlways On Display(AOD)の表示、アプリアイコン、壁紙、フォント、着信音等が上げられます。


ダークモードの暗さの強度が調整可能に
また「ダークモード」にもカスタマイズできる新機能が追加されました。
従来のダークモードでは、黒一色でしたが、ColorOS 11ではバリエーションが増加し「ダーク」「ブルーダーク」「グレーダーク」の3色から選択できます。


省電力機能強化「Super Power Saving Mode」
以前よりバッテリーの省エネ下に注力してきたColorOSですが、11で更にパワーアップします。
これまでも『省エネモード』が搭載されていたOPPOですが、新たに『Super Power Saving Mode』を備えます。
こもモードが有効な間に限っては、バッテリー残量が5%の時点で約12時間スマートフォンをスタンバイ状態で待機させる事が可能、また90分間テキストのメッセージ送受信、1時間は通話の発信も行えるといいます。
一方でこのモードで稼働するときは、設定した6つのアプリのみの利用が可能となり、大半の機能は制限される他、利用者の習慣も学習し、バッテリーへの負担を抑える機能もプラスされます。


OPPO Sansがリニューアル
テキストスタイルも進化を続けています。
前バージョンに当たるColorOS 7より導入されたフォントスタイル『OPPO Sans』が新しくリリースされました。
また必要に応じて利用者は調整を行うことも可能とされています。




Google Lensとジェスチャーが連携
Google Lensの活用の幅が広がる「Three-Finger Translate powered by Google Lens」が搭載されます。
以前からColorOSの機能として搭載されていた、ディスプレイ上で3本の指を下にスワイプすることでスクリーンショットが撮影できる機能を応用して、加えて選択した箇所を『グーグルレンズ』で表示されているテキストを任意の言語に通訳する機能も付与されました。


「ColorOS 11」は一部機種に配信中
今回は一分変更点を取り上げましたが、全体的にカスタマイズ性や自由度の向上、機能の追加などが目立つ内容となり、大幅なデザインの変更などが行われてきたこれまでとは代わり、前作のColorOS 7をしっかり引き継いでいるような印象を受けました。
この他にも数々の変更点が用意されているColorOS 11は現在、グローバル向けに「OPPO Find X2 Pro」などを対象にベータ版が提供中です。
一方で日本国内向けへの配信有無は今の所不明ですが、グローバル向けに明かされた配信対象の機種の中には日本で売られているモデルも含まれているため、国内でのアップデート情報にも注目していきたいところです。