OPPOのスマートフォンにはAndroidに自社独自のデザインや機能どを取り込んだ「Color OS」が搭載されています。
日本国内で販売されているOPPO製品の最新バージョンは現在Color OS 6なのですが、6には2つのバージョンが用意されており、微妙に異なる点が存在します。
Color OS 6.0と6.0.1
まず冒頭でも記述したとおり、日本国内で発売されているOPPO製品のColor OS 6には2種類のバージョンが存在します。


「Androidバージョン」は共通の9がベースとなっていますが、『ColorOSバージョン』を確認しますと、V6.0.1とV6.0と2種類存在するのが確認できます。


ただソフトウェアアップデート画面においては「ColorOS 6」とされており、数字だけでは一見違いがあるようには感じられないところです。
日本国内で販売されており、ColorOS 6を搭載するスマートフォンは以下のとおりです。
■ ColorOS 6.0
・OPPO Reno 10x Zoom
■ ColorOS 6.0.1
・OPPO Reno A
・OPPO A5 2020
・OPPO R15 Pro(要アップデート)
・OPPO R17 Neo(要アップデート)
・OPPO R17 Pro(要アップデート)
・OPPO Find X(要アップデート)
関連記事 : OPPOのアップデート状況【2020年3月17日更新】 - OPPOラボ
ちょっとだけ違う
しかし比較してみると、6.0から6.0.1において変更されているポイントがいくつか確認できます。


まずはホーム画面においてアイコンを自動で整理できるオプション項目「アイコンの自動入力」はColorOS 6.0.1では設定画面に存在しますが、6.0では項目そのものが用意されていません。


また設定の「電池」は大きく変わっており、6.0では緑が大きく占めていた領域は6.0.1において白色に変えられており、統一感のある仕様になっています。
また「長ハイパワー効率」と違和感のある表記は『省エネモード』と日本では馴染みのある表示に変更されているなど、改善点も見られます。


また標準アプリの「フォンマネージャー」の項目においては6.0.1にて、アプリ管理画面にアクセスできる「アプリマネージャー」が追加されています。


またAndroidスマートフォンにおいて基本となるナビゲーションキーの仕様も変わっています。
6.0においては従来の3ボタンの他にAndroid 9で追加されたジェスチャー操作が設定できますが、6.0.1はジェスチャー操作が削除され、3ボタンとOPPO独自の「両側からのスワイプジェスチャ」などのみが選択可能となっています。
また3ボタンのデザインも変更されており、選択肢が減った6.0.1には賛否が分かれそうです。
関連記事 : OPPOの操作方法『両側からのスワイプジェスチャ』使い方と設定 - OPPOラボ


OPPO純正の音楽アプリにも変更点が確認できます。
まず6.0.1では「Free to fly」というOPPO製の楽曲が追加されており、アルバムやプレイリストなどを切り替える画面上部のタブにおいては、6.0では半角カナが使用された視認性に優れていない物でしたが、6.0.1では半角カナが使用されていない見やすいように改善されています。
このような表記の変更は音楽アプリ以外にも多く見られます。


スマホが自分で端末の様子をチェックする設定「自己診断の頻度」は「セルクチェック」に変更。


ソフトウェアアップデートの設定項目にある先行で新バージョンを利用することのできる項目は「ベータバージョン」は「試用版」に変更されています。
上記以外にも多数変更されているポイントがあります。
使用感に差はナシ
ご覧に入れました通り、小さいながら変更が施されたColorOS 6.0.1。
ただ本当に大きな変更は施されておらず、使用感に差はほぼありません。








画像をご覧いただければお分かり頂けると思いますが、このように小さい変更を除けば、基本的には同じ使用感で利用することが可能となっています。
まとめ
本当に微々たる差ではありますが、細かな変更が加わっている事がわかるColor OS。
気づかれにくいポイントではありますが、OPPOなりにしっかりと改善に努めているのが伝わってくるところです。
また既に海外では最新の「ColorOS 7」の配信がスタートしている他、2020年7月以降に日本で発売予定の「Find X2 Pro」と「Reno3 5G」にはColorOS 7が搭載されている事が明らかにされており、7への進化も楽しみなところです。


関連記事 : 「Simeji」の通常版とOPPO版の違い【キーボードアプリ】 - OPPOラボ