OPPOののロングセラーのエントリーモデル「OPPO AX7」をレビューします。
本機は2018年発売のモデルで、現在は後継機も発売されているのですが、2020年にはいった今なお売れている機種です。
型落ちなのに人気は衰えない本機はどのような機種で、なぜ売れ続けているのか見てきましょう。
「OPPO AX7」の基本情報
まずは今回ご紹介しますAX7の基本スペックなど情報を確認します。
・OS:Color OS 5.2 Based on Android 8
・CPU:Snapdragon 450
・ストレージ容量 : 64GB
・RAM : 4GB
・ディスプレイ:6.2インチ 水滴型ノッチ付き液晶ディスプレイ
・外カメラ:1300万画素 / 200万画素
・内カメラ : 1600万画素
・生体認証 : 顔認証・背面指紋認証
・サイズ:155.9x75.4x8.1mm・168g
・バッテリー:4230mAh
・その他 : DSDV、Wi-Fi(5Ghz対応)、イヤホンジャック、FMラジオ
本体の外観
まずは本体の外装とデザインを確認してまいります。OPPO AX7のカラーはブルーとゴールドの2色展開となっていますが、今回購入しましたのは「ゴールド」です。
また全ての画像はタップで拡大できますのでご活用下さい。
本体の背面上部には「OPPO」のロゴに指紋認証センサー、デュアルカメラとフラッシュライトが配置されています。
本体側面の右には電源ボタンのみが配置されている他、わずかにカメラが出っ張っている事が確認できます。
対する本体側面左側には、ボリュームボタンとSIMカードスロットが備わっています。
本体下部にはイヤホンジャックにマイク、Micro USBポート(充電口)にスピーカーが配置されています。
高価格帯機種を中心とし廃止されるスマートフォンが増えている中、従来のイヤホン・ヘッドフォンが利用できるのは嬉しいポイントです。
本体ディスプレイ側です。約6.2インチのノッチ付き大画面となっています。
ディスプレイ上部には水滴型ノッチを搭載しており、スッキリした印象を持ちました。
ディスプレイ下部のベゼル(画面縁)は若干太めに感じましたが、価格を考慮すれば充分にも思う所です。
素材自体は樹脂で、触るとそこまでの高級感は感じられません。
しかしクオリティの向上を図るために様々な工夫が施されており、例えばカメラの縁は金メッキが塗装されており、安っぽさは伝わりませんでした。
また背面も見る角度や光の加減によって色合いが変わって見えて、質感は良好です。


明るい光があれば派手な印象を与えますが、暗所では逆に落ち着いていて上品な印象を仕上げてくる不思議な感覚です。
付属品


OPPO AX7の付属品は以下のとおりです。
・電源アダプター
・Micro USBケーブル
・TPU製クリアケース
・画面保護フィルム
・クイックガイド
・重要情報ガイド
上記に含まれております、画面保護フィルムにつきましては、はじめからディスプレイに貼り付けられた状態で販売されている為、貼り付け作業は不要です。
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内蔵アプリ
続きまして本機にデフォルトでインストールされているアプリを確認していきます。




アプリは「マップ」や「YouTube」などGoogle純正アプリやOPPO純正アプリがインストールされており、やや多めな印象を受けました。
この他に「Opera」(ブラウザ)と「FaceBook」がインストールされています。




Color OS
OPPOのスマートフォンにはAndroidをOPPO独自にカスタマイズした「Color OS」が搭載されています。



このColor OSデザインに通常のAndroidと大きな違いがある他、OPPO独自の機能が追加されていたり逆に削除されている場合もあります。
以下画像を交えてその1部をご紹介します。



ホーム画面は通常のAndroidスマートフォンとは異なり、インストールしたアプリが全てホーム画面上に表示されるiPhoneのような仕様を採用しています。
また画面の1番左には「スマートアシスタント」ページが用意されており、ここから天気情報の確認や電話の発信などが行なえます。
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ロック画面は時計と日付の情報が左上にまとめられており、壁紙が見えやすいようになっています。
また壁紙には「ロック画面マガジン」機能が搭載されており、高画質な壁紙がスマホをつけるたびに切り替わります。
関連記事 : OPPOスマホの「ロック画面マガジン」を設定する - OPPOラボ


通知センターも通常のAndroidとは大きく異なります。
白と緑が主としたデザインになっており、シンプルに纏められています。


設定画面も通常のAndroidとは大きく異なっており、ややカラフルな仕上げとなっています。
この画面はiPhoneの設定画面を意識していると思われ、従来のAndroidスマートフォンを使っていた方には多少慣れが必要かもしれません。


画面端からいつでも呼び出せる、小さなメニューです。
ここからアプリの起動やスクリーンショットの撮影などがワンタップで実行することが可能となっています。
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使ってみますと、確かにColor OS自体はAndroidとは異なった印象を受けますが決して使えない物ではありません。
むしろiPhoneユーザーやHuaweiなどといったユーザーの移行先としては分かりやすい物でオススメできると思います。
ただピュアAndroidに慣れている方には少々扱いずらい面があるのも事実で、好みは大きく分かれそうです。
写真の作例
いくつか写真を撮影してみました。
明るい状況下であれば中々しっかりした写真が撮影できました。
ズーム性能は決して高いものではありませんが、5倍まで対応します。
一方で充分な明るさがない暗所は苦手です。 しっかり持っているつもりでも撮影後には若干ブレてしまうこともあります。
更に明るさを落とせば、肉眼で見たときより鮮やかさに欠けてしまいました。
またノイズが入っていることも確認できます。
Googleサービスに対応
2019年にファーウェイ社のスマートフォンにGoogle Playストアなどグーグルサービスが諸事情によって搭載できなくなったことは記憶に新しい所ですが、OPPOのスマートフォンではGoogle系アプリが搭載されており、全ての機能を利用できます。




今も売れ続ける要因「100円」
今回ご紹介しましたOPPO AX7は2018年冬発売で、すでに正当な後継となる機種も発売されています。
しかしながら2020年はいった今なお売れているその要因はセール販売によるものです。
安価な業者では条件付きで100円で取り扱われるなど、その安さゆえに今なおも売れる機種となっています。
まとめ「まとまっていて標準的な格安スマホ」
今回は今も売れている「OPPO AX7」をご紹介しました。
現在の相場は17,000円前後でスマートフォンとしては安価な部類に入りますが、全体的にまとまっている印象を抱きました。
性能は確かに低めな機種ですが、Color OSによって多種多様な機能が利用でき、カメラも拘りの無い方であれば充分許容できる物と感じ、その他にも認証、大画面・大容量バッテリーなどスマートフォンのトレンドもしっかり押さえた、低価格ながら侮れない機種にも思えます。
全体的に見て「まとまった標準的な格安スマホ」のような機種だと感じました。
ただ2018年発売のスマートフォンなので、キャンペーンのなどの特価販売で購入する以外では後継機の「OPPO A5 2020」をオススメしたいところであります。
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