先月より一部のOPPO A5 2020に対して、Android 10・ColorOS 7.1の提供が順次はじまっています。
期待の最新OSですが、実はアップデートを適用したA5 2020で特定の条件下における場合において、指紋認証が通過できない現象が確認されています。
今回はその原因と現段階で行える対応を解説します。
待機時 指に無反応になる事が
それはスマートフォンの画面が点灯していない、スリープ中の状態ときに発生します。
この現象が起きてしまった時、通常であれば指紋センサーに触れれば端末のロックが開場されますが、このときは指に対する一切反応がなくなり、ボタンを押し手動でOPPO A5 2020を立ち上げる必要があり、この問題に遭遇するユーザーも複数確認できます。
@OPPOJapan
— 智就 (@ayairesu) August 19, 2020
OPPOさんお世話になっています。
A5 2020のアップデートをしてから指紋認証によるロック解除ができなくなったんですが、解決方法はありますか?
原因は「グーグル」?
そして気になりますのは、この現象を引き起こしている要因ですが、それはグーグルが提供する『SmarLock』機能がおおきく影響しています。
この「SmartLock」とはスマートフォンの解錠をスムーズにしてくれるもので任意の場所を指定するなど、利用者自身で条件を定め、それを満たしている間は常時解除されている状態になり、パスコード入力などロック解除の手間が省けるといったものです。
これは自身で設定しない限りは自動で有効にはならない機能。OPPO A5 2020においては、このSmart Lock機能が働いている時において、指紋センサーが反応しなくなり、指紋を用いた解錠機能が利用できなくなります。
設定でとりあえず解決可能
そしてこの問題は、起因となっている「SmartLock」の設定を変更(無効化)することで回避することが可能です。
ただしSmartLockにより自動解錠機能は利用できなくなります。、手順は次のとおりです。


① 設定アプリの中にある「セキュリティ」項目から「SmartLock」をタップします。
② 設定している項目を選択します。(今回は”信頼できる場所”)


③ 有効にしている解錠対象をタップします。
④ 「無効にする」を選択します。
これでSmartLockによる自動解錠機能は失われますが、妨げられていた指紋センサーによる解除が復活します。
まとめ・雑感「ColorOS 7での仕様変更か」
今回取り上げた、OPPO A5 2020でのSmartLockによって特定の条件を満たした場合に指紋センサーが反応しなくなる問題。
少なくともOSアップデートが実装される前のColorOS 6.0.1のときはこの現象は存在しておらず、目立たないながらもColorOS 7.1で変更されたポイントになります。
たしかにSmartLockでストレスフリーなロック解除機能が利用できますが、一方で指紋センサーを利用したほうが早いシーンもあるのは事実。
スマートロックを設定しないと遭遇しない現象ですが、確実に更新前の仕様のほうが利便性は高いと言える為、今後のアップデートによる仕様変更などに期待したいところです。
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