OPPOが自社端末に搭載する『ColorOS』には、操作形態にボタン式やスワイプなどいくつかの選択肢が用意されています。
これはAndroid側のアップデート次第で、OPPOにおいても追加や機能の変更などが実装されてきましたが、実はColorOS 7では操作方法に関する改悪とも受け取れる機能の削減が行われています。
Android 9は「2ボタンナビゲーション」が存在
まずColorOS 6.0.1(Android 9)までは、3つに分かれた操作方法が用意されていました。
その1つが「2 ボタンナビゲーション」で、これはAndroid側がバージョン9で標準搭載となった操作形態で、OPPOの機種にも取り入らました。


Android 10でも続投されるもOPPOは削除
後継バージョンとなるAndroid 10では、そこから新たに『スワイプ ナビゲーション』が追加、そして多くの機種においてAndroid 9で加えられた「2 ボタンナビゲーション」も同時に設定・利用することが出来ます。


このように他社の機種では、Android 10でもしっかりと残されている2ボタンナビゲーション。
しかしOPPOは、ColorOS 7より2 ボタンナビゲーション機能を削除しています。



ColorOS 7.1では2 ボタンナビゲーション操作が廃止されており、初期設定の「仮想ボタン」に「両側からのスワイプジェスチャ」「スワイププアップジェスチャ」の3つのみとなっています。
一部ユーザーにとっては改悪にもなりうる
もちろんこの変更ににより、ColorOS 6のときにこの操作方法を使用していた利用者はAndroid 10にアップデートしてしまうと、意図せず使い方も変わってしまいます。
この内、スワイプアップジェスチャは一部使い方をカスタマイズすることができるものの、消去された「2 ボタンナビゲーション」と同じ使い勝手にはなりません。
この為、慣れ親しんだ操作方法が使えなくなってしまった利用者にとっては改悪とも呼べる変更になると思われます。
OPPOが設定から削除理由は定かでは有りませんが、選択肢が多様であることはユーザーにとってはメリットである所、改善が多く加えられているColorOS 7の少ない改悪ポイントとも言えるでしょう。
関連記事 : OPPO「ColorOS 7」画面分割機能に制限が追加【改悪】