モトローラは先日2機種のSIMフリースマートフォンを日本国内に投入することを発表しました。
そのうち1機種は低価格モデル「moto g9 play」となっているのですが、実は一部OPPOの「A5 2020」に匹敵する点を有しており、またもやライバル関係に置かれる機種が増えることになりそうです。
新発売 : moto g9 playの基礎情報
まず先日存在が明かされたモトローラ製「moto g9 play」の基本情報は以下の通りです。
・メーカー : モトローラ
・OS:Android 10
・CPU:Snapdragon662
・ストレージ容量 : 64GB
・RAM : 4GB
・ディスプレイ:6.5インチ
・外カメラ:4800+200+200万画素
・内カメラ : 800万画素
・生体認証 : 指紋 / 顔
・重さ:200g
・バッテリー:5000mAh
・カラー : サファイアブルー / フォレストグリーン
・その他 : イヤホンジャック / 高速充電 / DSDS
・価格 : 24,800円(税込)


バッテリーはOPPO A5 2020に匹敵 カメラも魅力?
このように今回のmoto g7 plasは安価なモデルながら大容量バッテリーに、高速充電対応、またカメラもトリプルレンズを備えるなど価格帯的にもコストパフォーマンスに優れた仕上がりとなっています。
一方で同様の強みを持つのはOPPO A5 2020ですが、moto g9 playと匹敵する点を持ちつつ、11月で発売1年を迎えるA5 2020は劣るポイントも多數存在しています。
・税込価格 : 29,580円(発売時)→ 24,800円
・外カメラ:1200+800+200+200万画素 → 4800+200+200万画素
・高速充電 : 非対応 → 対応(20W)
・端末重量:200g → 195g
・CPU:Snapdragon 662 → Snapdragon 665
・内カメラ : 800万画素 → 1600万画素
・SIMスロット : microSD排他式 → トリプルスロット
まず両機種の強みである大容量バッテリーはどちらとも5000mAhを搭載、しかしmoto g9 playは加えて高速充電に対応している為、電池面では優位に立ちます。
また外カメラはスペックのみでは判別できない点でもありますが、画素数ではmoto g9 plusの方が高く、またAIや専用センサーにより多岐にわたるのシーンにも対応可能でしょう。
一方でCPUはどちらともSnapdragon600番台のエントリークラスですが、OPPO A5 2020は、g9 playより上位に位置する「Snapdragon 665」を搭載しており、パフォーマンス面ではOPPO側が優位に立てます。
またインカメラの画素数も1600万画素に加えAIビューティー機能搭載で、自撮り撮影に特化している一面もあるなど、両機共に大容量バッテリーを有しつつ、他の点では上下がキッパリ分かれる2台となっています。


類似する2台 電池とカメラなら『g9 play』か
今回比較を交えたように、価格やバッテリーなどの特徴をはじめとし、非常に似た立ち位置を有するこの2機種。


ただ細かい点では優劣があり、まずmoto g9 playは大容量のデメリットである長時間充電を高速充電(20W)によりカバーしています。
加えてカメラの点では画素数では上回り、撮影機能も豊富に用意されているなど写真にも非常に重点を置いた仕上がりとなっているなど、A5 2020を凌ぐ可能性がある点が多数。


一方のOPPO A5 2020はSnapdragon 662より上位のSnapdragon 665を搭載するなど性能面ではやや上ですが、正直日常的に使用する上でこの2機種間では、大きな差はそれほど見られないでしょう。
それでもmicro SDカードが排他方式ではなかったり、内カメラの画素数は高めで、重さは195gとmoto g9 playより軽量であったりと、目立たない所で気が利いているところもある1台と言えます。
しかしOPPO A5 2020は11月で発売から1周年を迎える、旧機種に位置づけられる頃合い。
現在セールなども頻繁に行われており、価格次第では充分アリな候補ですが、定価で購入する場合は『moto g9 play』を選ぶほうが様々な面で長期的な利用が見込めるでしょう。
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