実売価格2万円台の「OPPO A5 2020」は値段的に珍しい4眼カメラを搭載しています。
一般的に価格を抑えたスマートフォンは性能もダウンされ、カメラも高価格帯のスマホと比べると見劣りすることも少なくありません。
そのような事情がありながら4つのカメラを備えたOPPO A5 2020の性能とは、今回は撮影した写真を交えてのレポートです。
OPPO A5 2020の写真作例(オート)
いずれも通常モードで撮影しています。
結構明るめに撮れます。
また通常モードながらポートレートの様にしっかりと背景がボケています。
結構おいしそうに撮れている印象。
暗所は苦手分野で、ノイズが目立つ場合があります。
撮影機能を試す
OPPOのスマートフォンはA5 2020に限らず、豊富な撮影モードがデフォルトで備わっています。
続いては各モードで撮影した写真となります。
広角撮影
OPPO A5 2020の大きなポイントとして、OPPO公式も推しております広い範囲を収めることのできる広角レンズを用いた撮影です。


比較しますとよくわかりますが、通常モードで撮影した写真より広角モードで撮影した写真の方がより広い範囲を収めている事が確認できます。
例えば1枚目では写りきらなかった左の柱は、2枚目の広角撮影では写真内に取り込めており、この機能は集合写真や大きな建築物などで活用できそうです。
ズーム撮影
最近のスマートフォンの傾向としましては、ズーム機能に力を入れている機種が多く見られ、例えばファーウェイの「P30 Pro」やOPPOの「Reno 10x Zoom」、最近であればサムスンの「Galaxy S20 Ultra」が100倍ズームに対応したことで話題を呼びました。
A5 2020は広角撮影には注力している機種ですが、対するズーム性能は比較的普通レベルだと思いました。



ただ価格を考慮すればしっかり撮れている方ではないでしょうか。
ポートレートモード
物体に焦点を当て、背景をぼかし雰囲気のある写真を撮影できる「ポートレートモード」も備わっています。
比較しますとどちらもかなり背景はボケていますが、2枚目のポートレート撮影の方が1枚目通常モードによる撮影より、少しですが背景が強くボケているのが分かります。


また通常モードでは明るく仕上げがちなOPPOですが、ポートレートモードではその仕様とは異なるのか、肉眼で見た時に近い仕上がりとなっています。
比べますとどうしてもポートレートモードが薄い出来に見えてしまいますが、実際にはそのままを写しているので、活用次第では逆に違和感のない写真撮影ができると見れます。
ダズルカラーモード
OPPOのスマートフォンにはA5 2020に限らず実際より明るく・鮮明に写真を仕上げる傾向があります。
OPPOのスマホにはそこから更に色味を強調できる「ダズルカラー」モードというOPPO独自の機能が搭載されています。


比べますと、1枚目と比べ2枚目の方が全体的に濃く明る仕上がりになっているのが確認できます。
もちろん肉眼に近いのは1枚目で、気になる人には違和感のある写真ができそうです。
ただ料理の写真など、特定のシーンでは大活用も可能でしょう。
撮影してみての感想
実際にいくつか撮ってみて感じたのが「本来より明るめに仕上げてくるな」といった所です。
良く言えば「盛れる」悪く言えば「色づくり」です。
例えばこの蒸気機関車を撮影したときは、日が落ち始めまた天候は曇りでしたのであまり明るい状況ではありませんでした。
しかしA5 2020で撮ってみた所実際よりかなり明るく・鮮明に仕上げられており、大変驚いたもです。
ただ管理人的には中々好みな仕上げをしてきた印象ですが、この点は賛否が大きく分かれるポイントになるでしょう。
また撮影モードが豊富に用意されている点は高評価ですね。
トレンドのズーム性能こそは標準的ですが、広角撮影やダズルカラーモードなど幅広いシーンに対応しやすいのは嬉しい所です。


また通常モードでは搭載されているAIが自動でシーンを認識し、適したモードに切り替えてくれます。
設定などが手間に感じても、特になにも考えず・触らず調整してくれるのは高ポイントですね。
若干クセのある仕上がりであったり、 暗所など苦手な分野もありますが2万円のスマートフォンとしては充分なカメラ性能を備えていると感じました。
ただiPhoneやGalaxyシリーズなど高価格帯機種を使ってきた方には少し不満を覚えられるかもしれません。
カメラに強くこだわりのある場合は上位機種を購入したほうが満足度は得られるでしょう。
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