モトローラは先日SIMフリースマホ「moto g8」「moto g8 power」を日本国内において発売することを発表しました。
2機種とも低価格モデルとなっており、今注目を集めていますが、OPPOでもっとも安価な「A5 2020」のライバルに相当する可能性を持っています。
「moto g8」「moto g8 power」の基本情報
まずは新製品の基本性能と情報から見ていきます。
■ moto g8
・OS:Android 10
・CPU:Snapdragon 665
・ストレージ容量 : 64GB
・RAM : 4GB
・ディスプレイ:6.4インチ パンチホール
・外カメラ:1600万画素 / 200万画素 / 800万画素
・内カメラ : 800万画素
・生体認証 : 顔認証・指紋認証
・サイズ:161.3x75.8x8.95mm・188g
・バッテリー:4000mAh
・カラー : ブルー / ホワイト
・その他 : Volet、DSDV、急速充電、イヤホンジャック、Type-C
・価格 : 25,801円
■ moto g8 power
・OS:Android 10
・CPU:Snapdragon 665
・ストレージ容量 : 64GB
・RAM : 6GB
・ディスプレイ:6.4インチ パンチホール
・外カメラ:1600万画素 / 200万画素 / 800万画素 / 800万画素
・内カメラ : 800万画素
・生体認証 : 顔認証・指紋認証
・サイズ:158.0x75.9x7.6mm・197g
・バッテリー:5000mAh
・カラー : ブルー/ ブラック
・その他 : Volet、DSDV、急速充電、イヤホンジャック、Tyep-C
・価格 : 32,800円
以上が今回発表された「moto g8」「g8 power」の基本的な仕様となっており、価格も2万円〜3万円台と抑えられた機種で、発売はいずれも4月28日(火曜日)を予定しています。
両機種とも「OPPO A5 2020」ライバルに
今回発表された廉価機種「moto g8」「moto g8 power」ですが、両機種とも『OPPO A5 2020』とライバル的立ち位置にあるように感じました。
比較してみると優劣はありますが、一方で近い仕様であることが確認できます。
■ moto g8とA5 2020
・OS : Android 9 → Android 10
・CPU : Snapdragon 665 → Snapdragon 665
・ストレージ容量 : 64GB → 64GB
・実行メモリ : 4GB → 4GB
・急速充電 : 非対応 → 対応
・価格 : 29,480円 → 25,801円
※太文字・赤文字がmoto g8での仕様。また記載していないポイントについてはA5 2020の方が上回る仕様、もしくは数値のみで優劣を判断できないとして記述していません。
まず「moto g8」においてはストレージ容量など一部においてA5 2020と同一の仕様であり、またOSにおいてはmoto g8の方が新しい「Android 10」を搭載するなど、近い仕様ながら優劣も確かに存在します。
■ moto g8 powerとA5 2020
・OS : Android 9 → Android 10
・CPU : Snapdragon 665 → Snapdragon 665
・ストレージ容量 : 64GB → 64GB
・実行メモリ : 4GB → 4GB
・急速充電 : 非対応 → 対応
・バッテリー容量 : 5000mAh → 5000mAh
・外カメラ : 1200万画素/800万画素/200万画素/200万画素 → 1600万画素 / 200万画素 / 800万画素 / 800万画素
※太文字・赤文字がmoto g8での仕様。また記載していないポイントについてはA5 2020の方が上回る仕様、もしくは数値のみで優劣を判断できないとして記述していません。
続いて「moto g8 power」においては「g8」と同じく実行メモリなど一部においてはOPPO A5 2020と同一の仕様でありつつ、g8 powerでは急速充電対応やカメラの画素数が勝るなど、コチラも近い仕様ながら優劣が存在します。
大きな差は目立たないところに
ご紹介に入れた通り、かなり共通点が多いOPPO A5 2020とg8・g8 powerの2機種。
g8は価格を抑えながらカメラにこだわりたい人向け、g8 poewrはバッテリーに余裕が欲しくカメラにもっと拘りたい人に向けた機種となっており、その価格もバッテリーもカメラも詰め込んでいるのが「OPPO A5 2020」でこの2機種の間に位置するような仕様となっています。
しかしながら、一方で今回のmoto g8 シリーズが目立たないですが上回るポイントがあります。
それは「Androidのアップデート」で、モトローラはアップデート計画・スケジュールを公開するなどOS更新には積極的な姿勢を見せており、低価格機種といえど長期的な利用が見込めます。
一方でOPPOは日本ではOSアップデートに非常に消極的で「基本的にはしない」「OSアップデートは特例的」としており、他社のようにアップデート計画なども明らかにはされていません。
最近になってOSアップデートを行うケースも増えてきましたが、決して多いとは言えず、アップデートされる機種と比較すれば長いサポートは期待できません。
g8・g8 powerの中間にいるような仕様を合わせ持つ「OPPO A5 2020」ですが、スペック以外の所を見れば、アップデートなど目立たない所での大きな差があることが分かります。
まとめ・雑感
モトローラからの新しい選択肢の登場は非常に嬉しく思います。
性能に仕様そして価格も合わさって「A5 2020」の正当なライバル機種が現れたと言えるのではないでしょうか。
廉価機種で言えば、Appleも新「iPhone SE」の発売も予定しており、4月中はモトローラを含め各社の新機種に引き続き注目していきたい所です。
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情報元 : モトローラ