Google Japanは今月3日、ことし5月に発売した人気スマートフォン「Google Pixel 7a」の値上げを行いました。
Pixel 7aは6万円台前半で購入できるPxielシリーズの廉価モデルとして高い人気を博していますが、11月3日より6,600円高い69,300円で販売されます。
現時点で値上げされているのはSIMフリーモデルですが、価格改定が携帯電話会社で販売されているモデルにも広がるかが注目されます。
Pixel 7aが69,300円に価格改定
グーグルジャパンは、グーグル製品を取り扱う公式ストア「Google Store」で販売しているGoogle Pixel 7aの価格を6万9300円に変更しました。
Googleはこの価格改定について、現時点で特段の告知などは行っておらず、いわゆる「サイレント値上げ」が行われた形です。
変更前の価格は6万2700円となっていて、6,600円値上がりすることになりました。
値下げ前のGoogle Pixel 7aの価格は、ライバルの「iPhone SE」より100円安く設定されていましたが、改定により両機種には6,800円の価格差が生まれることになりました。
一転価格で優勢になったiPhone SEなど、他の製品を選択するユーザーも出てくることが予想されます。
携帯3社 現時点で値上げを実施せず
Google Pixel 7はソフトバンク・au・NTTドコモの、携帯大手3社で取り扱われており、各社で人気モデルとなっています。
11月3日17時時点で、上記3社はいずれも価格の変更は行っておらず、値上げはGoogle Storeのみに留まっています。
取り扱い価格の設定は会社により異なり、
▽Gogle Store : 69,300円
▽ソフトバンク : 7万9920円
▽NTTドコモ : 7万5350円
▽au : 6万3890円
となっていて、最も安く購入できるのはauとなりました。
スマホ相次ぐ値上がり 他社機種も選択肢に?
円安などを理由に、昨年頃からスマートフォン各社は相次いでスマホや関連製品の値上げに踏み切っています。
2022年7月に国内トップシェアのAppleがiPhoneなど各アップル製品の値上げを行い、翌月にはXiaomiがタブレットなど計6製品の値上げを実施しており、以降も各社で新製品の高騰が続いています。
今回のGoogle Pixel 7aの値上げに理由について詳細は明かされていないものの、他社同様為替など情勢的背景が影響した可能性が挙げられます。
一方で価格が強みであったPixel 7aの価格改定により、他社製品を購入するユーザーも出てくるでしょう。
価格を重視するユーザーは6万円台では「iPhone SE」など、5万円台では「Galaxy A53 5G」、4万円台では「OPPO Reno9 A」などが選択肢に入ります。
今後各通信事業者で販売されているPixel 7aにも価格改定が行われるかが焦点となりそうです。
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