Galaxy製品を販売するサムスン電子ジャパンは、2015年以降からスマートフォンで「サムスン」の名を使うことをやめ、国内ではGalaxyに統一して展開していました。
サムスン表記の変更は社名を隠しているとの批判もされていましたが、ことしからGalaxy統一から方針転換しサムスンの名前を出していくことを発表しました。
Galaxy統一から海外と同じ仕様へ
韓国サムスン電子の日本法人である、サムスン電子ジャパンはスマートフォンなど一部製品でGalaxyブランドに統一していたものを、SAMSUNGに変更することを明らかにしました。
端末に刻印されているロゴは海外モデルと同じサムスンロゴが使用されるようになり、起動画面や純正アプリにもSAMSUNGの表記が追加されるということです。
方針転換による変更はおよそ20点にのぼり、従来どおりGalaxyの名前が使われるところもあります。
また2月28日よりSamsungオンラインショップがオープンし、SIMフリースマホ「Galaxy M23 5G」や高性能タブレット「Galaxy Tab S8シリーズ」などが、サムスン直販で購入可能となります。
約8年に渡る社名隠し状態に終止符
サムスンが社名を出すのをやめ、製品名であるGalaxyを全面的に押し出すようになったのは今から8年前の2015年のことでした。
同年発売の「Galaxy S6・S6 edge」以降、日本版のGalaxyのみSAMSUNGの表記が原則削除されており、こうした社名を出さない方針は8年におよび徹底されました。
スマートフォンでこのような対応をとる会社は極めて異例で、変更当時から社名を隠しているという批判もありました。
今回日本向けGalaxyで、サムスンの名称が復活するのは実に2014年以来のことです。
2014年はGalaxy S5が発売、他社ではアップルはiPhone 6をリリースした年で、すでにGalaxyとして販売した期間のほうが長い状態なっています。
サムスン電子が初めて日本でAndroidスマホを発売したのは、2010年の「Galaxy S」(NTTドコモ)で、それから4年はSAMSUNG、2015年以降の8年はGalaxyとして展開されました。
他社と同じく会社名出し勝負へ
国内でスマートフォンを販売している会社で社名をあえて出さずに展開していたサムスンですが、これからは会社名とともに展開を進めていくことになります。
OPPOやXiaomiといった同じく海外のスマホメーカーは社名を出したうえ戦っており、これからはサムスンも同じ土俵に立つこととなります。
Galaxyは韓国の人気アイドルグループを起用したCMなどで認知度は高まっていますが、長きに渡ってGalaxyに売り続けていたなか、社名公開に伴ってスマートフォンの販売などに影響がでるのかが注目されます。
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