FeliCa搭載のSIMフリースマホとして、OPPO Reno5 Aと対をなす「Mi 11 Lite 5G」へ、MIUI 12.56へのシステムアップデートが実施されています。
このMi 11 Lite 5Gにおいては、FeliCa(おサイフケータイ)とNFCの決済機能に大きく関係する、「セキュアエレメントの位置」と呼ばれる設定がXiaomiの不思議な仕様されていたのですが、遂にその特異な設定にこの更新で変更が加わったことが明らかになりました。
少々FeliCaとNFCが使いづらかったMi 11 Lite 5G
まずMi 11 Lite 5Gをはじめとする、XiaomiのFeliCa・NFC搭載スマートフォンでは、先述している通り、特異な仕様が採用されてきました。
FeliCa・NFCのいずれかを利用するシーンにおいて、Xiaomi側はどちらを使用するのか判別を行ってくれず、都度利用者が手動でFeliCa支払いの設定とNFC決定の設定を切り替える事が求められました。
シャオミはこれを「セキュアエレメントの位置」と称しており、OPPOなどではまず見られないものです。



セキュアエレメントの位置「自動」が選択可能に
このシャオミ独特の仕様は使い勝手を低下させているとも評され、しばし弱点としても取り上げられていました。
ただ先日国内モデルのMi 11 Lite 5Gでも利用できるようになった、MIUI 12.56では、先述しておりますとおり、セキュアエレメントの位置を「自動選択」設定にすることができるようになりました。
つまりはこれまでのように切り替えが必要なくなって、かざした時点で端末側がFeliCa・NFCを判断してくれるようになります。



改善繰り返すXiaomi、Reno5 Aとの差がまた埋まる
今回はおサイフケータイ(FeliCa)とNFCを活用しているMi 11 Lite 5Gのユーザーにとっては還元されるソフトウェア更新となったでしょう。
シャオミはこのようにアップデートを重ねて本機種の改善に取り組んでおり、かつてOPPO Reno5 Aとの大きな差としても挙げられた、ゲーム問題がありましたが、それも現在はほぼ解消されています。
また一つ埋まったReno5 Aとの差。引き続きシャオミ・ジャパンには継続した改善に期待したいですね。
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