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4,000円で基本を満たしSpo2も測定できる『OPPO Bans Style』をレビュー

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OPPOが今年日本での販売を始めた、スマートバンド(ウォッチ)製品『OPPO Band Style』をレビューします。

4,000円で購入することのできるオッポバンドは、スマートバンドとしての基本機能を備えているのに加えて血中酸素濃度(Spo2)の測定に対応した、この価格では珍しい製品となっていて、非常に高く評価されている売れ筋モデルです。

スマートバンドとしては十分な機能を持つ一方で、まだまだ伸びしろがあると思う所もあります。

 

 

OPPO Band Style本体: 唯一無二な外装 金色の枠が高級感を演出

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OPPO Band Style(バニラ)

OPPO Band Styleにはブラック・バニラと2つのカラーバリエーションが用意されており、今回購入したのはバニラとなります。

スマートバンドといえばチープ感のある製品もありますが、OPPO Band Styleはバンドに直接本体を装着するのではなく、ストラップと繋がったゴールドに彩られた外枠に取り付ける構成となっており、他社製品とは異なる雰囲気を持ちます。

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画面は有機ELディスプレイの1.1インチサイズ。画像では少々分かりづらいですが、画面の下部にはOPPOのロゴがあって、上下の判別が付きやすいようになっているのは嬉しいですね。

裏面には心拍数やSpO2(血中酸素濃度)を測定するセンサーに、専用の充電端子が備わります。

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ストラップ部分はこのようになっています。このOPPO band Styleを支える外枠はしっかりとはめることで、そうそう取れないようになっています。

一方で金属素材ではないので、取り付けと外しに伴う耐久性が少し心配に思います。

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シャオミの「Mi Band 5」と比較するとこのような感じで、付属のストラップを取り付けた状態で比べると、OPPO Band Styleはかなり小型な見た目です。

またバンドはかなりサラサラしていてさわり心地はよく、またホコリ等の汚れも付着しにくいです。

製品名にも「Style」と名付けれれるなど、小型かつ独特な見た目はOPPO Bandの特徴で、このバニラは女性ユーザーの取り込みにも貢献しそうです。

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同じオッポのウェアラブルデバイスである「OPPO Watch」は付属のストラップの短さが指摘されていましたが、OPPO Band Styleは他の製品と同等の長さが確保されてており、男性ユーザーでも問題なく装着できるでしょう。

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スマートウォッチの「Apple Watch SE」のストラップの幅と比べるとOPPO Band Styleは少し短くも見えます。
ただオッポバンドは本体が縦長であり、また穴も多く開けられていて、きつく・ゆるくを広く調整できます。

 

実はバンドは「2個入」と同梱品は充実

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続いては同梱品ですが、OPPO Band Styleの本体以外の特徴としては、純正のストラップが2つ付属していることでしょう。

バニラの場合は、黒色のスポーツバンドがついてくるので、シーンに合わせて取り替えることが可能

「Mi Band」などは替えバンドが多く販売されていますが、付属するのは1つで、追加購入せずとも着せ替え・カスタマイズを楽しめます。

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Mi Bandは「黒」がデフォルト 安価に替えバンドが手に入れやすいのは魅力

黒色のスポーツバンドを取り付けると、正統派スマートバンドな見た目に切り替わります。

ただスタイルバンドと比べると存在感が随分増すので、使い分けるのがいいかもしれません。

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左が「OPPO Band Style」

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スタイルバンドとの比較

 

充電器は少し惜しい「Mi Band 4」のような接続スタイル

同梱品の中には、専用の充電器も付属しますが、ここは少し残念に思うところがありました。

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まずスタイルバンドの場合は、ストラップの脱着なく充電を行うことが出来ます。

しかしスポーツバンドの場合は充電器の取り外しが必要で、本体に直接取り付けるこの充電方式は「Mi Band 4」を思い出すところです。

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またマグネットはなく、必ず充電ケースの奥まではめる必要があります。

OPPO WatchやApple Watch、Mi Bandは5以降のモデルでマグネットで自動でくっつくような作りになっています。

それに慣れている影響で充電したつもりができていなかった事もあったので、次作ではマグネット内臓に期待したいですね。

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あとは充電ケーブルが少し短すぎるように感じました。上はMi Band 5に同梱される充電ケーブルで、OPPO Band Styleの同梱物と比べると半分近く長さが確保されている事がわかります。

 

基本機能はしっかりと搭載 タイマーに少し不満

続いてOPPO Band Styleの機能面について触れていきます。

スマートバンドに必要とされているものはしっかりと抑えられており、このあたりの利便性に対してはMi Bandらとは大差は無いように思います。

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ただ視認性は高いと思いました。まず通知を確認する機能ですが、最大20件までのペアリングしたスマホに届いた通知、をOPPO Band Style内で振り返ることが出来ます。

対応するアプリではアイコンまで表示されるため、見分けがつきやすく、小さい画面ですが、文字は大きめに出てくるので通知の確認は十分行えます。

一方で半角カタカナの表示には非対応で、半角カナの箇所は「□」で表示されてしまうのが残念。

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あとはカメラのリモート撮影やスマホを探す機能(Androidのみで利用できる機能も存在)、タイマー機能があります。

機能面に不足はないものの、特に筆者はスマートウォッチでタイマーをそれなりに使っているのですが、固定されている時間が2分・10分・15分だけであるのが不満です。

もちろん利用者が指定した時間でタイマーをセットすることもできますが、それらを保存はできません。

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一方で音楽コントロールは各種ボタンが大きいの押しやすく、右上には時間も表示されるので、これは結構使いやすいように思います。

Mi Bandでは、少しUIの表示がコンパクトで誤操作してしまうこともあったので、これは地味に嬉しいです。

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またバイブレーションが3つから選択できますが、「普通」でも通知には気づくレベル。

それとシャットダウンし、電源を落とすこともできるのは便利。映画館などでも活用できそうですが、電源を入れるには充電器に接続する必要があります。

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ウォッフェイスは30個以上あってプリセットとしては豊富な印象です。OPPO band Styke内に保存できるのは5個までで、HeyTap Healthアプリから追加・削除することが可能。
もちろん任意の画像と写真を文字盤にすることも出来ます。

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心拍・睡眠だけでなく「SpO2」をモニタリングできる

OPPO band Styleは心拍数と睡眠の常時測定に対応しています。

脈拍は毎秒・2分おき・6分おきから選択することが可能。また心拍が設定値を超えた場合にアラートを鳴らす機能もあります。

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Mi Band 5・Apple Watch SEと比較するとこのような数値となりました。装着位置が異なるので、多少の差は生じています。

スマートウォッチの王者的立ち位置のApple Watchを基準とするなら、そこまで差は少ないと感じました。

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続いてはSpo2の測定。常時連続での測定は睡眠時にしか対応しておらず、起床している間は手動ではかる必要があります。

結果が出るまでには10秒程度で、計測した記録は「HeyTap Health」アプリから確認できます。

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90%以上で健康指標は「正常」とされます。またSpO2の測定は感染症にも役立ちそうですが、本機能は医療機器ではありません。

病気などの診断、治療、予防の目的に対しての使用は想定されていないため、算出されるデータは参考程度にとどめておく必要があるでしょう。 

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睡眠のモニタリングは、Mi Band 5は起床後、数時間後に再度睡眠判定となっていたので、記録を編集しています。

午前3時40分頃に起きて、起床後はしばらく横になっていたのですが、その間はMi band 5は睡眠判定で午前4時を過ぎて「覚醒時」となり起床判定

対するOPPO Band Styleは起床時間は明確に記録できているようです。

 

ワークアウトは12種類 GPSは未搭載

OPPO Watchのワークアウトの種類は計5で、25,000円のスマートフォンとしては少ない方でした。

一方のOPPO Band Styleは計12種類まで拡充されており、運動時にも使いやすくなっています。

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Mi Bandの「Mi Fit」アプリと比較すると、距離はほぼ一致している一方で、歩数はOPPO Band Styleは1717歩なのに対して、Mi Band 5は1590歩と、両機の歩数には200歩数ほどの差があることが分かります。

またMi band 5・OPPO band StyleはGPSを非搭載ですが、スマートフォンを用いいてかなり詳細に追従できていますね。

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ちなみに「HeyTap Health」アプリは少し情報量に欠けるように思いました。

Mi Fitアプリではペースなや心拍ゾーンなど詳しく情報を見ることが出来ますが、OPPO Band Styleでは、大まかなデータしか読み取れない印象。

ここはOPPO Bandの問題と言うよりは、HeyTap Healthアプリの問題点ですが、今後のアップデートなどに期待です。

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ちなみに画面の明るさは5段階から変更が可能。有機ELディスプレイの特性上、明るい屋外では視認性が落ちるので、80%以上でないと結構見ずらいです。

またワークアウト中はその他の操作ができないため、ワークアウト前に画面の明るさを上げておく必要があります。

 

「見た目とSpO2測定が決め手」基礎も抑えた

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OPPO Band Styleの決め手は血中酸素濃度が測定可能であることが1つであり、4,000円で購入できるスマートバンドとしては希少な存在です。

それでいて、スマートバンドとしての機能「通知の確認」「ワークアウトの記録」「音楽コントロール」などもしっかり抑えてきていて、ボタンの表示なども大きく見やすいのは嬉しい所

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一方で充電ケーブルの長さ、測定したデータの表示量に物足りなさを感じる専用アプリ「HeyTap Health」、半角カタカナが表示できないなど、細かなところはまだまだ伸びしろがありそうです。

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特に充電ケーブルは気になる所で、せめてもう少し長いと助かる

このような欠点もあるものの、既に価格を考慮すれば必要十分な性能をOPPO Band Styleは持っているため、SpO2の測定を想定していたり、スマートバンドらしくない見た目の製品を欲しているユーザーには、かなり向いている製品でしょう。

 

今後のOPPO Band Style、HeyTap Healthのアップデートなど次第では大きく進化することも期待できるのではないかとも思います。

 

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