OPPO Japanが2020年に発売した「OPPO Reno3 A」は、オッポが国内で発売している機種の中でも高い評価を得たスマートフォンです。
今年で2年前の型落ちモデルとなるReno3 Aですが、同機種が2021年のSIMフリーAndroidスマートフォンの中で一番売れている機種であったことが、マーケティング調査会社のBCNの発表から分かりました。
OPPO Reno3 A 型落ち機種が年間販売台数でトップ
まずOPPOは、2021年内においてSIMフリーのAndroidスマートフォンメーカーとして、最も高い販売台数を記録していた事が判明しました。
BCNによりますと、OPPOの販売台数シェアは市場の4分の1に相当する25.5%に及んだといい、シャープ(AQUOS)の18.6%、Xiaomiの15.2%と差を開けています。
このうち、販売台数シェアの向上を助けたのは2020年に発売された『OPPO Reno3 A』で、2021年は後継モデルを含む4つの新機種が投入されましたが、前年に続いてオッポを支える機種となりました。
以下は販売台数ランキング上位10位の機種とメーカー、そして販売台数シェアの数値になります。
1位 OPPO Reno3 A : 10.2%
2位 OPPO A73 : 7.8%
3位 SAMSUNG Galaxy A21 : 6.8%
4位 シャープ AQUOS sense4 lite SH-RM15 : 6.5%
5位 Xiaomi Redmi 9T : 5.8%
6位 Xiaomi Redmi Note 10 Pro : 5.0%
7位 京セラ BASIO4 : 4.4%
8位 Tinno Mobile Technology Rakuten Hand : 3.9%
9位 シャープ AQUOS sense4 : 3.8%
10位 OPPO Reno5 A : 3.6%
旧機種が人気博すOPPO 価格の引き下げなどが要因か
OPPO Reno3 Aが、型落ちモデルながら2021年の市場を好調な販売台数を記録し抜き出ることができた背景としては、端末価格の引き下げや割り引きなどが大きく貢献したものと思われます。
2021年に6月には後継モデルの「OPPO Reno5 A」がリリースされて以降、取り扱っていた通信事業者による端末価格の引き下げやセール販売などが多数行われています。
加えて元々発売当初に盛んに行われていたテレビCMなどで一定の認知度を有していた本機種が、こうして型落ち機種になったことにより購入しやすくなったことが、シェアの向上を助けたと考えられます。
ほか同じ2020年に発売された「OPPO A73」も、格安機種として楽天モバイルなどをはじめ、一部の携帯電話会社で1円スマホとしての販売も度々行われていています。
このようなリーズナブルな価格設定による販売が受け入れられたものと思われます。
また最新モデルの「OPPO Reno5 A」も販売台数シェアランキングで10位となるなど、新機種が売れていない様子でもありません。
最新機種と旧機種共に好調なOPPO。今年で型落ちモデルになるであろうReno5 Aも、この流れを汲むことができるのかが注目されます。
関連記事 : XiaomiのSIMフリースマホ全機種、不具合発生
情報元(Source): SIMフリーAndroidスマホでOPPOが年間No.1! 急成長の理由を販売データで分析 - BCN+R