OPPOのスマホにおいて、Android 9からオッポ専用のキーボードアプリとしてプリインストールされるようになったシメジの特別版「Simeji for OPPO」。
しかし一方でレスポンス等が優れていないと感じたユーザーが多く不評な要素でしたが、今回最新のColor OS 7.1(Android 10)を搭載します『OPPO Reno3 A』でSimeji for OPPOが内蔵されなくなったことが判明しました。
デフォルトキーボードが変更
まず最新のColor OS 7.1を内蔵するOPPO Reno3 Aで、キーボードが起動する画面を表示しますとこれまで存在していた筈のSimejiは起動しません。
立ち上がるキーボードアプリはGoogle純正入力アプリの「Gboard」になります。


また端末の「設定」から、入力設定を確認しますが、コチラにもSimeji for OPPOの名はなくGboardのみ利用できる状況になります。
つまりColorOS 7.1を搭載するReno3 Aにおいて削除された事になるわけです。


悪評が高かったSimeji for OPPO
今回削除された明確な理由は不明ですが、最も考えられるのは冒頭でも記述していますSimeji for OPPOの動作の悪さです。
OPPOを購入した利用差からは不満が続出、そして最終的にはOPPO Japanも同アプリから別のキーボードアプリへの変更を促す事態までになっています。
Color OS 6.0以前の仕様に戻る
Simeji for OPPOの削除の結果、OPPOのスマートフォンの残ったのは「Gboard」となりました。
これは先程も述べていますが、Google純正キーボードアプリせ信頼性も厚く、これはColorOS 6.0以前のバージョンのOPPOでも標準キーボードとして採用されていました。


つまりはColorOS 7.1はキーボードに限っては標準の仕様が以前のバージョンに戻った形となります。
一見ダウングレードとも受け取れる表現ですが、実際にはこれでキーボードの動作・遅延へのストレスが無くなることになる改善ポイントです。
まとめ・雑感
「Simeji for OPPO」は2019年10月に初めて世に出されたOPPO向け専用アプリでしたが、その初登場から1年も立たず消えてしまう事になりました。
かなり早い引退でしたが、OPPOブランドへの影響も考えても良い判断に思います。
ちなみにSimeji側はSimeji for OPPOについて「新次元の入力体験」としているのですが、たしかにこの幕引きのスピードは新次元となったのかもしれません。
話題の新Android携帯OPPO Reno AにSimejiをプリインストールして頂きました!新次元のカメラ体験と入力体験をぜひ、お試しください!https://t.co/itG738dJsL#OPPOリノ #Simeji pic.twitter.com/8vsDfHvmnW
— Simeji(日本語入力キーボード) (@Simeji_pr) October 8, 2019
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