現在楽天モバイルで独占的に販売されている「Galaxy A7」。
楽天が発売するスマートフォンは原則発売時からSIMフリー仕様となっており、楽天モバイル以外でも対応するSIMカードを利用することが可能とされています。
今回Galaxy A7の実機において使えるか他社SIMカードを試し、また音声通話に関しては注意が必要であることも確認しました。
NTTドコモなどのSIMカードを挿入してみる
まずは本家NTTドコモ(spモード)契約のSIMカードを挿入してみます。


SIMカードの挿入後自動的に再起動が行なわれ、起動後は数秒でNTTドコモの電波を掴みました、またアンテナピクトの横にはVoLTEの表示も確認できます。
一方でインターネットなどデータ通信に必要なAPNはドコモのものはプリセットされていない為、設定より別途追加し変更する必要がありました


これらのAPN設定さえ完了すれば通常通りネットにも接続ができます。
続いてはソフトバンク回線で契約しているMVNOのLINEモバイルのSIMカード(SMSのみ)を試します。


SIMカードの挿入後自動的に再起動が行なわれ、起動後は数秒でNTTドコモの電波を掴みました。
コチラもNTTドコモと同様に、APNはLINEモバイルは内蔵されていない為、設定より別途追加します。


APNの設定が完了するればコチラもネット利用は通常通り利用することができました。
音声通話には要注意
データ通信に関してはSIMカードを挿入し、APNを設定するといった流れでSIMフリースマートフォンとしては極一般的な流れです。
しかし音声通話には注意が必要で、楽天モバイル以外のSIMカードでそのまま使っていると通話の発信が出来ない状況となります。
具体的には着信は受けられるのですが、Galaxy A7から電話をかけようとすると容赦なく「楽天でんわ」に接続されてしまい通話が不可能となります。


これを回避するには「ダイヤル」アプリの「設定」から『楽天でんわ』をオフにする必要があります。
無効にしてからしばらくすれば、発信すると正常に相手に着信が届くようになります。
まとめ・雑感
初期からSIMフリーなのは一々SIMロック解除の手続きを踏まずに、任意のSIMカードで試用できる為好感触ですね。
しかし引っかかってしまった楽天モバイル専売端末だからこその独自の通話設定、音声通話をする機会はLINEなどの普及で減少していますが、使うときに気づかされる厄介なトラップでした。
設定で変えられるとは言え少し分かりづらい、他社SIMの場合は自動でオフに切り替えてほしいと思う所です。
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