オッポの低価格スマートフォン「OPPO A77」が、メルカリなどのフリマサイトへの出品が相次いでいることがわかりました。
先月21日から前日まで開催されていたセールの影響とみられ、販売価格はOPPO A77の定価より平均して7,000円から9,000円ほど安く設定されています。
安価に購入できる一方、フリマアプリでは性能で優れる旧モデルがより安く取引されています。
OPPO A77がフリマサイトに相次ぎ出品
フリマ最大手「メルカリ」で、OPPO A77が多数の利用者から相次いで出品されています。
パッケージを包装しているシュリンクも剥がしていない未開封品が多くみられ、後述のセールを行っていた「OCNモバイルONE」で購入したと記載している出品者も確認できます。
なお昨年11月にも、通信事業者でセールされ、それまで数件しかなかった出品が急増したことがありました。
販売価格の値付けは新品未開封品で、平均して16,000円から18,000円ほどなっています。
OPPO A77の定価である24,800円から、およそ9,000円近く安く設定されていることが分かります。
きのうまでのセールが購入されたものが販売か
メルカリなどフリマアプリに多数出品され続けているOPPO A77ですが、これには5月8日午前11時まで、OCNモバイルONEが開催していたセールが影響しているとみられます。
OCNでは先月21日から今月8日まで、オッポのシャオミのスマートフォンを、いずれも1,200円以下で販売する「人気のスマホSALE」を開催していました。
このキャンペーンで、OPPO A77は1,100円となり、SIMフリーモデルの定価から23,700円引きで取り扱われています。
メルカリに出品が相次いでいる背景には、OCNモバイルONEで購入された端末が、未開封のまま売りに出されていることが影響していると考えられます。
性能高い旧モデルのほうが安い?
安ければメルカリで16,000円を切る価格で購入できるOPPO A77ですが、一方でフリマサイトではA77より性能が高い、OPPO旧モデルがより安い価格で購入できます。
OPPO A77の1世代前モデルにあたる「OPPO A55s 5G」の新品未開封品は、メルカリでは平均13,000円から15,000円ほどで取引されています。
OPPO A77が後継機種ということで、最新モデルのほうが性能などで優れているように思えますが、OPPO A55s 5Gはその逆で、後継機ではスペックダウンしてしまっています。
CPU性能下落がとくに大きく、OPPO A77の実性能は4〜5年前の格安スマホ程度しかありません。
またOPPO A55s 5Gでは対応していた5GやeSIMはなくなり、防水性能も浸水も耐えうる最高等級IP68から、水しぶきに耐えられる程のIP52に落とされています。
このためメルカリなどフリマアプリで性能を重視して機種を購入したい場合は、同じオッポでも他のモデルもチェックして、品定めしたいところです。
一方スペックダウンしたOPPO A77も、急速充電や指紋認証に対応し大容量ストレージを備えるなど、旧モデルから進化している点もあり、バッテリー周りやストレージ容量を優先した機種選びでは、安くなったOPPO A77も十分選択肢になりうるでしょう。
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