現在大手携帯電話会社(キャリア)であるauとソフトバンクから製品の発売を備えている中国のスマートフォンメーカー「OPPO」(オッポ)。
このように2020年に入ってから、各社において採用が相次いでいるオッポ製品ですが、今なおNTTドコモのみが取り扱いを行っていません。
しかしその状況も変わるかもしれません、じつは先日ドコモの社長が中国メーカーが手掛ける5Gスマホの採用を検討している事が判明しました。
ドコモ 吉澤社長がインタビューで明かす
それは先日公開されましたNTTドコモの社長を務められております、吉澤 和弘氏へのインタビューの一部で明かされました。
まず9日にITmedia Mobileが公開したインタビューにおいて、中国メーカーについて問われた際に「検討候補に入っている」と回答されています。
他キャリアを見るとauがZTEとXiaomi、ソフトバンクがOPPOのミッドレンジ5Gスマホを取りそろえている。いずれも発売は7月(下旬)以降で価格は未発表だが、4万~5万円程度になるのではないかと予想される。ドコモはZTEの製品は取り扱ってきているが、XiaomiとOPPOは未導入だ。
こうした中国メーカーも検討候補には入っているそうで、「中国ベンダーからも情報提供や提案を受けているので、そういった中で決めていく。ドコモの中で受けるものでないといけないので、総合的に見て対応する」と吉澤氏。「ソフトバンクやauが扱っているものがどのぐらい売れるのかが分からないが、そういう情報もあれば」と言う通り、他社の動向も見ながらの判断になるのかもしれない。
引用元 : ドコモ吉澤社長に聞く「5G契約」の現状 年内に安価な5Gスマホ投入へ (1/2) - ITmedia Mobile
既に中国のベンダー(メーカー)からの提案等が寄せられている事を明らかにした上で、総合的に見て判断するとしています。
また先行してOPPO等を採用したソフトバンクなど他社の動向も注視されるようです。
これに加え「ケータイ Watch」が行ったインタビューでも中国メーカーについて触れています。
――競合他社は中国メーカーの製品を採用していますね。
吉澤氏
主にミッドレンジの機種で採用されていますよね。SIMフリーでさらに安いものも出てきています。我々も中国メーカーさんと情報交換や提案など、今まで通りお話していくことになるでしょう。価格や性能を含め、どういう風にしてもらうか、というところです。引用元 : [ドコモ吉澤社長に聞く、料金値下げ論や楽天モバイルの動き、5Gの考え] 本誌20周年、吉澤社長思い入れの機種も聞いてみた - ケータイ Watch
まずNTTドコモの直接的な競合他社に相当するのは auとソフトバンク、そしてこの2社は最新のラインナップにOPPOやZTE製品を採用しています。
またソフトバンクではミッドレンジクラスの「OPPO Reno3 5G」が発売予定など、少なからずオッポの影も見えるような回答を残されています。
OPPO未採用はドコモのみ
冒頭においても記述していますが、大手携帯電話会社(キャリア)においてauは「OPPO Find X2 Pro」、SoftBankは「OPPO Reno3 5G」と2社はOPPO製品の発売を控えています。
加えて両社のサブブランドである「Y!mobile」と「UQ mobile」においてもOPPO製品が取扱われており、残すところはドコモのみとなっています。
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まとめ・雑感
直接なメーカー名は明かされてはいないものの、今回ご覧に入れました通りOPPOも含まれていると思われる発言を残されています。
2020年に入ってから一気に大手2社での製品採用が決まったOPPOですが、もしかすればドコモの秋冬モデルにはOPPOも並ぶことになるかもしれません。
同じ中国メーカー「ファーウェイ」の逆風を横目に躍進を続けているオッポジャパン、いつかは来てほしいドコモからの販売、実はそれもそう遠くないのかもしれません。
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