今月から来月にかけて、オッポ現行モデルReno7 Aの後継機となる「OPPO Reno9 A」(仮称)が発表される可能性があります。
一方でReno Aシリーズは過去機種でスペックダウンしたことがあったほか、現行モデルもライバル製品に比べ劣る部分があり、最新モデルでの進化や変更点が期待・注目される機種となります。
順当なスペックアップ
まずReno Aシリーズは、OPPO Reno3 Aで初代Reno Aからスペックダウンしたことがありました。
具体的には搭載CPUが、Snapdragon 710(初代)からSnapdragon 665(Reno3 A)となったことにより、レスポンスの低下を招きました。
当時オッポも動作具合について「もっさり」を認めており、解消方法を伝授するなど、異例の対応がとられています。
一週間ほどOPPO Reno3 Aの使用感想をシェア
— OPPO Japan (@OPPOJapan) July 1, 2020
Good:
1. 軽くて、持ちやすい。ホワイトはお洒落
2. バッテリー持ちが長い
3. 有機ELなのでReno 10x Zoomからの離脱感がない
4. カメラの出っ張りが薄め
So-so:
1. Play StoreやYoutubeでのスクロールは若干もっさり
2. 翻訳ミスがある
3. バイブがゆるい?
その後Reno5 AではSnapdragon 765Gを搭載し大きく性能が向上すると共に5Gに対応、最新モデル「OPPO Reno7 A」でも前モデル同等のスペックを継承しました。
次世代機となるReno9 A(仮称)では、過去機種のようにスペックダウンすることなく、少なくとも前モデルとほぼ同等程度の性能を維持し、願わくはスペックアップが望まれるところです。
急速充電速度の向上
OPPO Reno Aシリーズでは2世代目の「Reno3 A」で、初代では非対応であった急速充電に対応をはたしました。
一方で最大充電速度は3年前のReno3 A以降、18Wから変化していません。
昨年発売されたReno7 Aのライバル機種「Redmi Note 11 Pro 5G」は、最大67Wの高速充電が可能となっています。
現状2世代に渡りスピード向上が滞っており、他社製品に劣るなか、次世代機種では充電速度のアップが期待されます。
スピーカーのステレオ化
OPPO Reno Aシリーズは、通話を除きデバイス下部のスピーカーからのみサウンドが再生される、モノラルスピーカーを採用しています。
一方でOPPO Aシリーズの一部機種や、Redmi Note 11 Pro 5Gなどライバル機種の多くは、上部と下部の双方から再生されるステレオスピーカーを採用しています。
昨年行われたOPPO関係者への取材でも、ユーザーからステレオスピーカーを求める声はメーカー側も認識している点であることが明らかになっていて、新モデルで搭載が期待されるところです。
Reno7 Aに関しては「ステレオスピーカーなら映画を見たときの没入感が高められる」という意見があり、そうした不満点を今後の製品開発に生かしていきたい考えです。
引き算と呼ばれるReno A ことしはどうなるか
OPPO Reno Aシリーズを評する声に「足し算引き算」という意見があります。
これはシリーズごとに、前モデルから進化した点がある一方で、退化した点がみられるためです。
Reno3 Aでは上述の通り、カメラや急速充電など機能が足された反面、スペックが引かれました。
その後継機「Reno5 A」では基本スペックとカメラ性能が大幅に足された一方で、有機ELディスプレイと画面内指紋認証が引かれています。
最新モデルのReno7 Aではバッテリー容量と軽さ・有機ELディスプレイと画面内指紋認証が再び足されていて、カメラのレンズ数と画素数が引かれました。
価格とのバランスを維持するため、OPPOとしても調整に苦労していると、昨年開発者がインタビューで明かしており、次期最新機種は何が足されなにが引かれるかが新モデルの焦点となりそうです。
まだReno7 Aの後継機について、OPPOは情報を公開していませんが、今後の発表が注目されます。
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