OPPOのスマートフォンにも他社のAndroid端末のように、画面分割機能が備えられています。
ただオッポにおいてColorOS 7(Android 10)からは、ホーム画面(ランチャーとも呼ばれる)アプリを、標準のものから変更すると機能が利用できなくなる制約が加えられていました。
しかし最新のAndroid 11(ColorOS 11)で追加された制約が撤回されていて、画面分割機能が改良されました。
他社のホームアプリ使用時でも使えるようになったColorOS 11
まず従来のOPPOのAndroid 10(ColorOS 7)時代に、デフォルトのホーム画面のアプリを変更している状態で、画面分割機能を試みると、『現在このモードは使用できません』と表示され、機能の使用が拒否されていました。


これに対し、ColorOS 7の次世代バージョンであるColorOS 11(Android 11)の端末において、同じ様にランチャーアプリが変更されている状態で画面分割機能の利用を試します。



するとご覧のように標準のホームアプリではないランチャー(画像はNova Launcherを使用)を利用していても、画面分割機能を用いてYoutubeアプリとGoogleアプリが起動できるようになっています。
Android 9以前の仕様に戻った
これはColorOS 11における変更点でありますが、実はAndroid 9(ColorOS 6)までのOPPO端末には、そもそもAndroid 10のオッポで加わったような制約はありませんでした。
画像はAndroid 9を搭載する「OPPO R17 Neo」で上記の端末らと同じ条件で画面分割を起動しています。



つまり、これはAndroid 11のOPPOでの改善点とも捉えることも可能ですが、実際のところは従来の仕様に戻ったと言えます。
他社では原則としてホームアプリを変更している状態で、分割機能が使えないと言った仕様は見られないものなので、再び他メーカと同等の使い方ができるようになりました。
「画面分割」以外にも過去の仕様に戻った所も
過去の仕様に戻った「アップデート」がなされたColorOS 11。
この他にもAndroid 10のときは同様にランチャーを変えていると使えなかったFMラジオ機能が、Android 11では使えるようになっていて、ColorOS 6時代の仕様に戻った側面があるのは画面分割だけに留まりません。
ColorOSはカスタマイズ製の向上や機能面の強化が目立つ印象ですが、目立たないところでも改良が進められた印象を受けます。
関連記事 : オッポのColorOS 11「テザリング」に新たに変更が加わる【Wi-Fiブリッジ】