10月に発売されて以後、OPPO Japanの主力とも言える製品「OPPO Reno A」。
おサイフケータイの搭載で3万円での販売がヒットの要因になり、この価格設定に各所では「安すぎ」「コスパ最高」など高く評価されています。
しかしこの価格は決してコスパに優れたものではなく、安くないことが判明しました。
OPPO社長「価格は適切」
先日「ITmedia Mobile」がOPPO Japanの社長を務めるトウ・ウシン氏に対し、OPPOの展開などについてインタビューを実施した内容を公開しました。
そのやり取りの中でOPPO Reno Aについても触れられており、以下のようなコメントを残しています。
価格については、よく「コスパがいい」と言われますが、このスペックでこの値段はグローバル市場での“適切”だと思っています。
引用元 : https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1912/18/news074.html
OPPOから見ればこの価格は安くなく、グローバルの市場からみれば「適切」な価格設定であることを明かしました。
これに続いて競合他社についても触れています。
日本市場で同じスペック、同じ価格にできないのは、他社や市場にいろいろな原因があるのではないでしょうか。OPPOは国際基準で、いい値段のものを提供できるように頑張っています。
引用元 : https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1912/18/news074.html
他のメーカーがReno Aと同等の性能で同価格を実現できていない事について、他社や市場に様々な原因があるのでは、と考えられているようです。
それに対してOPPOはグローバルを基準とし、いい値段で製品を提供できるように務めているとしています。
Reno Aがコスパに優れているとは考えておらず、見合った価格と認識されているようですね。
しかし日本の消費者としては、そう言われても他社と比較してしまえば『安い』と思えてしまう所です。
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『Huawei』と同じこと
「OPPO Reno A」が安いことはなく適切な価格であることを明かしたOPPO Japan社長。
インタビュー中では日本市場はもちろん世界各地で競合している「ファーウェイ」を例とし、OPPOの値段設定はHuawei製品と『同じ』であるとしています。
1つ例を挙げると、Huaweiさんが日本市場に進出したとき、最初はWi-Fiルーターを発売しました。その値段は、日本にある同じ分野の製品の4分の1でした。ですが、それはHuaweiさんが意図的に値段を下げたわけではなく、もともとその価格で世界に展開していた。それと同じことです。
引用元 : https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1912/18/news074.html
HuaweiはOPPOより先に日本市場に参入したメーカーです。
同社の製品は安価かつコスパに優れていることで人気を獲得しており、日本では特に廉価モデルの「P Lite」シリーズでは大きくシェアを獲得しています。
値段で評価の高いHuaweiですが、実は「適切」な価格設定だったと言うことでしょうか。
おサイフケータイ対応で1万円上乗せ説は違った!?
SIMフリースマートフォンにおいておサイフケータイに対応している製品は多くなく、その理由の説の1つに「FeliCaを搭載すると価格が1万円上乗せになる」という物がありました。
これまでは有力な通説でしたが、この噂についてもインタビューにおいて触れられています。
詳しくは上記の記事で取り上げていますので、よければ合わせてご覧ください。
まとめ
価格破壊とも思える製品「OPPO Reno A」でしたが、実情は安い訳ではなく他社と同様に「適切」である事が明らかにされました。
しかし同等の性能に近い価格の製品は筆記時点では発売されておらず、しばらくReno Aが『安くてコスパがいい』と言うことに変わりはなさそうですね。
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情報元 : ITMeidia Mobile