先日FOXは低価格SIMフリースマートフォン「TCL 10 lite」を日本において発売することを明らかにしました。
値段は2万円台半ば、現在国内ではOPPOを始めとする3万円以下の製品を各社が展開を広げる中、またライバルが1つ増えた形となります。
TCL 10 liteの基本性能と情報
まず今回日本市場への投入が明かされましたTCL 10 liteの基本スペック等は以下の通りになります。
・OS:Android 10
・CPU:Snapdragon 665
・ストレージ容量 : 128GB
・RAM : 6GB
・ディスプレイ:6.53インチ
・外カメラ:4800+800+200+200万画素
・内カメラ : 1600万画素
・生体認証 : 背面指紋認証 / 顔認証
・サイズ:75.6x162.2x8.4mm / 180g
・バッテリー:4000mAh
・カラー : ホワイト / ブルー
・その他 : 三大キャリア対応 / Type-C / シングルSIM
価格は26,800円(税込み)、2020年7月31日より各取扱先で販売を開始する予定です。
一部スペックはOPPOに勝る
今回発表されましたTCL 10 liteのライバル候補となる機種は複数発売されていますが、OPPOからは価格とスペックから見れば『OPPO A5 2020』が競合する製品となりそうです。
またA5 2020は2019年11月発売の製品の為、一部の仕様はTCL 10 liteが上回る仕上がりともなっています。
・OS : Android 9 → 10
・実行メモリ : 4GB → 6GB
・ストレージ容量 : 64GB → 128GB
・外カメラ : 1200+800+200+200万画素 → 4800+800+200+200万画素
・重さ : 195g → 180g
※赤文字がTCL 10 liteが上回る部分
例えばOSは初期からAndroid 10を搭載しており最新のソフトウェアで使い始める事が可能、実行メモリとストレージ容量もA5 2020と比べるとワンランク上になっています。
またバッテリー容量では劣るTCL 10 liteとですが、代わって軽量なボディを入手しており、アウトカメラも画素数では勝ります。
低価格機種は激戦に
今回取り上げましたように新たに登場したTCL 10 lite。
OPPO以外にもモトローラやファーウェイなども価格設定の近い廉価機種を相次いで発売しており、各社が混じり合う混戦となっています。
一方で今回ライバルが多くいる中で新機種を投入したTCLですが、スペック的にみれば、既に発売されている中でコストパフォーマンスに優れているのは同機ではなさそうでう。
現在国内市場の2万円台のSIMフリースマホにおいて、もぅともコスパの高さが光っているのは、中国Xiaomiが発売している『Redmi Note 9S』です。
このRedmi Note 9SはCPUには、TCLやOPPO含む多くの2万円台の製品が採用している「Snapdarago 665」ではなく数ランク上の『Snapdragon 720』を起用し、性能には大きく差が開きます。
またカメラは10 liteやA5 2020同様にクアッドカメラを搭載しつつ、バッテリーは余裕の5020mAhに加えて急速充電にも対応するなど、今年の6月の発売以降国内でも人気を高めている1台です。
それであって価格差は大きくなく2万円台。
TCLでなくとも、このXiaomi Redmi Note 9Sを打ち破るのは容易ではないと思われます。
今回紹介したようにシャオミやオッポなど競合するスマートフォンが非常に多い激戦区の中で、TCLはどのように動いて展開していくのか楽しみに思います。
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情報元 : PR TIMES