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Reno5 Aを年間売り上げ2位に抑えたスマホ『arrows We』をレビュー

昨年もっとも売れたスマートフォンをBCNがランキング形式で発表され、OPPOのReno5 Aは惜しくもAndroidスマホとしては2位にとどまりました。

トップとなったのは「arrows We」という機種で。昨年OPPOの1位を抑え日本で2022年もっとも売れたarrows Weをレビューします。

 

2022年日本で一番売れたAndroidのarrows

arrows Weが2022年に1年間を通して最も売れたAndroidスマートフォンとなったことは、BCNが1月1日に公開した「2022年に売れたスマートフォンTOP 10」より明らかにされました。

このランキングデータは、2022年1月1日から12月16日までのおよそ1年近い販売データを元に作成されており、それによるとarrows WeはAndroidスマホとして最高位の順位となりました。

1位 iPhone SE(3rd)(アップル)
2位 iPhone 12(アップル)
3位 iPhone 13(アップル)
4位 iPhone SE(2nd)(アップル)
5位 iPhone 13 mini(アップル)
6位 arrows We(FCNT)
7位 iPhone 13 Pro(アップル)
8位 Reno5 A(OPPO)
9位 AQUOS wish(シャープ)

またarrows WeはOPPO Reno5 AとAndroidスマホのトップ争いとなりましたが、結果としてオッポはAndroidスマホとしては2番目のランクインとなり、arrowsに抑えられた形です。

 

OPPOよりコンパクトな本体

Androidスマートフォンとして非常に高い人気を博したarrows We、本機種はNTTドコモ・au・ソフトバンクと、携帯電話大手の3社から販売されています。

カラーバリエーションや細かな仕様は販売元のキャリアによって異なりますが、今回はauモデル(FCG01)のゴールドを購入しました。

まずはデバイスの背面、素材は樹脂で光沢やグラーデションのないシンプルな外装です。

背面の上部にはカメラレンズとフラッシュライト、指紋センサーが備え付けられています。

またFeliCaのアンテナも上部に配置されていますが、OPPOやiPhoneのように中央寄りに置かれておりかざしやすい仕様です。

端末ディスプレイからみて右側には上から電源ボタンと音量ボタンが配置されています。

一方でボリュームキーが下側となっており、一般的なAndroidスマートフォンとは配置が逆となっていて、ほかの端末からの乗り換える場合には押し間違いに注意が必要です。

ディスプレイは5.7インチで、2022年モデルのスマートフォンとしてはコンパクトな部類に入ります。

また現在Androidスマホで主流なパンチホール式ではなく水滴型のノッチが採用されています。画面のふちはやや太めです。

惜しくも2位だったOPPO Reno5 AとiPhone 13とのサイズの比較です。

大きさとしてはiPhoneの標準モデルに近いですが、arrows Weのほうが厚くずっしりしていると感じます。

重さは172gで、OPPO Reno5 Aより軽く、iPhone 13(173g)とほぼ同等の重さになっています。

 

シンプルな一方独自機能も多数

つづいて「arrows We」をソフトウェアについてみていきます。

2位となったOPPO Reno5 AにはAndroidにOPPOが独自に使い方を追求したColorOSが搭載されていますが、近年のarrowsシリーズはPixelなどと同様にストックAndroidに近い作りになっています。

写真左がarrows We、写真右がReno5 A(ColorOS)

一方で「arrowsおすすめ機能」として、独自の機能・アプリが多数搭載されています。

おすすめ機能の1つとして「かんたんモード」があり、有効にすると画面の表示が拡大化されます。

OPPOにも同様の機能は搭載されていますが、arrowsは専用アプリ「かんたん電話」を搭載するなど、特定の年齢層の利用に特化した機能がいくつか搭載されており、この機種のアドバンテージの1つになっています。

このほかにも「はっきり文字」「くっきり文字」など、高い年齢層に向けた機能が多く搭載されており、シニア向け端末という印象を強く感じました。

一方で「ゲームゾーン」やアプリの起動を高速化する「FAST Appドライブ」、指紋でアプリを素早く移動できる「FAST フィンガーランチャー」など、軽快な動作感を求める若年層に向けた機能も備えられており、広い年齢層にも対応します。

初期搭載OSはAndroid 11ですが、メーカよりAndroid 12へのソフトウェアアップデートが配信中です。

 

問題なく実用できる程度の性能

arrows WeのCPUには「Snapdragon 480 5G」が搭載されており、OPPOをはじめ各社エントリーモデルに多く搭載されているものです。

SNSの閲覧やLINEなど連絡アプリなど、ライトな使い方であれば2023年でも十分実用できる程度です。

スマートフォンの性能を数字にして表す「Antutu Benchmark」のスコアは 281007点となり、Snapdragon 765G搭載のReno5 Aには劣ります。

3Dがメインのゲームなど高い性能が必要なアプリを使うには不向きですが、人気アプリ「プロセカ」などの軽めのリズムゲーム程度であれば、終始通常通りプレイできました。

arrows Weには広角カメラとマクロカメラの2つのレンズが搭載されており、通常の撮影には広角カメラが使用されます。

マクロレンズは接写撮影に利用しますが、ズームでの撮影でも補えそうです。

写真右がマクロカメラで撮影

OPPO Reno5 Aは全体的に鮮やかかつ明るめに仕上げますが、arrows Weは肉眼に近い印象を受けます。

暗所にはやや弱いように感じ、白飛びや細かな部分は潰れて写ります。

いずれも夜景モードを使用して撮影

2万円台の機種では超広角カメラが搭載されている端末が多くありますが、残念ながらarrows Weには搭載されていません。

写真右はOPPO Reno5 Aの超広角カメラで撮影
その他arrows Weでの作例

 

年齢層を絞っているも広く使える端末

2022年OPPO Reno5 Aを抑えもっとも売れたAndroidスマートフォンとなったarrows Weですが、メーカー側は利用者の層をある程度絞っているように見受けられましたが、2万円台の機種として平均点を十分満たし広い層が使える機種と感じました。

OPPOも重視しているおサイフケータイと防水防塵機能はいずれも搭載、またarrows Weに関してはメーカーが水洗いを推奨するなど、機能・耐久性の高い端末にもなっています。

一方で、電源ボタンが上・ボリュームボタンが下という配置には、ほかのAndroidスマホからの移行だと慣れが必要な部分だと感じます。

通常使用でもたつきは感じず、ライトな用途であればReno5 Aと同等キビキビ動く印象です。

arrowsおすすめ機能には年配層を意識したと思われる機能がいくつか見られ、シニア層を中心にターゲットを定めている端末のように感じます。

販売数を上げた背景には、携帯大手3社で発売され販路が広いうえ、シニア層から低価格な機種を求める層など、arrows Weは国内の幅広い層を受け入れることができた点も影響していると考えられます。

メーカーも若年層から年配層まで使えるとPRしている

なおarrows Weは2022年1月18日時点で後継モデルはリリースされておらず、今後も売れ筋のAndroidスマホとなりそうです。

オッポはReno5 Aの後継機「OPPO Reno7 A」を発売して、ことしの1位争いの行方が早くも気になるところです。

 

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